Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「火の国」広布三十周年を讃える  

詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)

前後
7  その一念の因ありて
 現在にわたる偉大なる
 栄光の凱歌の果を
 得ることを知るがためなり
  
 未来も又
 同じき法理と軌跡であることを
 覚知するがためなり
  
 これ全てが
 三世にわたりゆく寿量の幸と
 立正をして安国ならしめんとする
 仏子の無上の誉れであるからだ
  
 信じたる者何故なにゆえ死するかという 
 筑豊炭鉱の大災害の山を越え
 昭和三十三年四月二日の
 衝撃の河を越え
  
 昭和四十五年の暴風雨の如き
 空を越え
  
 さらに
 「正信」という名を借り
 尊き仏子をいじめにいじめぬいた
 狂乱の陰謀画策の吹雪を越え
  
 今ここに
 安定と進歩と
 大空に輝きわたる太陽を仰ぐ
 火の国の同志の凱歌を
 私は諸手をあげて
 讃嘆せずにはいられない
8  今
 二十一世紀の山を登りゆかんとする
 笑顔と笑顔の火の国の同志よ
  
 全ての悲劇は彼方に消え去り
 未来は無数の天使のような
 洋々たる希望の
 ロマンに包まれている
  
 春は
 新鮮な陽を全身に浴びて
 万代に薫りゆく
 共戦の調べを聴きながら
  
 夏は 
 人間の水平線に無限の希望を見詰め
 波の音とともに
 友の勝鬨を聴きながら
  
 秋は
 静寂と宇宙につらなる生命の中に
 月光の曲を聴きながら
  
 冬は
 不滅の思想と
 悠遠にわたる宝塔の幸の鼓動を
 みしめながら
  
 今
 偉大なる九州の火の国の同志は
 人生の祝福を
 諸天に包まれながら
 さらに五十周年への
 飛躍の門出をしていくに違いない
  (1983.9.21)

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