Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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霧ケ峰の誓い 人間世紀の夜明けの鐘を

2003.8.18 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

前後
6  私は、皆が尊敬する戸田先生の言葉を、幾度となく語ってきた。
 「青年は、望みは大きすぎるくらいで、ちょうどよいのだ。この人生で実現できるのは、自分の考えの何分の一かだ。はじめから、望みが小さいようでは、なんにもできないで終わる」
 時代は「大志の人」「大望の人」を求めている。
 「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。此の仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」(山田済斎編『西郷南洲遺訓』岩波文庫)
 これは、西郷隆盛の「南洲遺訓」の一節である。
 戸田先生も断言された。
 「名誉欲も金欲もかなぐり捨てることだ。これらを捨てている人間ほど強く、手のつけられぬものはない」
 新しき時代を切り開く逞しき人材を育てるには、やはり厳しき訓練がどうしても必要になってくる。峻厳なる魂と魂の打ち合いなくして、信念の筋金が入った本物の人材は育たないからだ。
 御聖訓には、「鉄は炎打てば剣となる賢聖は罵詈して試みるなるべし」%(御書九五八頁)と仰せである。今や、私は、この御書を色読できたことを、最高最大の誉れとしている。
 わが後継の青年よ!
 強くあれ、強くあれ、断じて、断じて強くあれ!
 今を勝て! 今日を勝て! 明日を勝て!
 そこに、人生の常勝の方程式があるからだ。
 そして、広宣流布の新たなる険難の山へ、忍耐と希望と愉快さを忘れずに、断固として挑んでいってくれ給え!
 尊き信仰という燃え上がる魂で、夢に見た、輝き光る人生の大勝利の開幕を飾ってくれ給え!

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