Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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青春1
「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)
前後
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迷うのもよい 考えるのもよい
しかし 僕の一念のエネルギーだけは
求道者らしい溌剌とした
鼓動を湛えていることを知ってくれ
私は 自身の心を
蹂躙しない
清い人間らしい
善の芽を伸ばしゆく
太陽を持っているからだ
弱々しいように僕はよく見られるがーー
暴風雨の時の前進の姿を
見てくれと僕は言っておきたいのだ
私は 現実生活の主体者として
常に自己自身を再発見しながら
旺盛に進む
恥ずかしくもない 後悔もしない
自分はただ
茫然と生きた青春ではなく
全生命を発揮して
青春を生きぬいたからだ
昼間は 僕は一社会人として
日々 生活のために働く
夜は 月光と共に
庶民の哲学者として
生命の
詩
うた
をうたいながら
銀
しろがね
の道を悠々と進む
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たとえ 君の仕事が失敗したとしても
君の知恵 君の誠実
君の健全なる進歩を
私は心より喜びたい
君よ!
今日も自身の奴隷にならず
大地とともに 太陽とともに
個性を開花させて
生きぬいてくれ給え
若き探究者なるが故に
君には懊悩の日々もあると思うが
確かなる若者として
優れた音楽も
忘れないで聞いてくれ給え
日が昇る 月が静かに光る
君よ 決して懊悩の自身に負けず
自己の城門を大きく開いて
別世界と交流したまえ
青春とは
動揺と打撃の異名かもしれない
しかし総てが自身の
財宝
たから
に
変わることを忘れまい
僕の運動も
市民群へ拡大の一途をたどらしむ
君の運動も
空前の進歩を記録し
市民の賞讃となってくれ給え
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権力の高い座や
象牙の塔を
僕は
欲しもせず恐れもしない
僕には
偉大なる極善にして
無冠の座があるからだ
『灯台下暗し』であるが故に
距離感の錯角を越えて
正常な一日の出発をしたい
熾烈なる革命の
闘争の日々であったとしても
その季節になれば
山吹と萩と菖蒲を忘れ得ぬ
私は 青年詩人でありたい
たとえ 友が去り 友が倒れても
少数精鋭で
僕は必ず
彼らが驚嘆する
平和勢力を作ってみせる
生涯 私は
正々堂々と戦う
卑怯者だけには
絶対になりたくない
人の隙を狙って
小才を弄しながら
鼠のように動く人間だけには
決してなりたくない
窒息しそうな
矛盾に満ちた
社会であっても
私は 平凡にして
決意固く
高邁な気迫をもって
人間文化の
最終階段を昇ってみせる
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革新という言葉もよい
しかし
生命の本源からなる
進歩のない革新は
所詮
ナンセンスであることを
知った私は
生き生きとした
真の革新といえる
生命の革新より出発する
いまだ
人生の一部の完成にすぎない
目的のための
継続的作業を進めている
私の真摯な姿を
無愛想でもいいから
見守ってくれといいたいのだ
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