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日蓮大聖人・池田大作

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まえがき  

「21世紀への母と子を語る」(池田大作全集第62巻)

前後
5  「子どもを育てること」は、人類始まって以来、連綿と続いてきた“最も古い”営みであり、同時に、一人ひとりにとっては、一切が初めて経験する“常に新しい”体験であります。
 だからこそ、先輩たちが、それぞれの経験を、率直に語り合っていくことは、これからの若い方々が、自信や勇気や智慧をわき出していくための“応援歌”となるのではないでしょうか。
 そういう思いから、創価学会婦人部の代表の方々と、具体的に対話した内容をまとめたのが、本書です。(「灯台」〈第三文明社〉1998年6月号~1999年1月号掲載分を収録)
 「成績と進路」「食事の工夫」「多忙な時の接し方」「子どもの叱り方」「早期教育」「テレビやゲームへの対応」など、話題は実に多岐にわたりました。
6  私たち夫婦を、家族のようにつつんでくだっさった鄧穎超さん(周恩来総理夫人)は、中国の青少年を、皆、わが子のごとく、慈しんでおられました。
 「子どもに目を向けることは、未来に目を向けることです。それでこそ、私たちの事業は、子々孫々まで伝わっていくのです」と。
7  さまざまな悩みと闘いながら、前を向いて、希望に燃えて生き抜いていく、けなげなお母さん!
 人のため、社会のために奔走し、なかなか、わが家を顧みる時間がなくとも、その尊貴な後ろ姿で、皆を力強く引っ張っている、たくましいお母さん!
 人がなんと言おうと、子どもをとことん信じ、守り、太陽のように照らしていく、優しいお母さん!
 どんなに、よその家の子が良く見えようと、「うちは、うちよ」と笑いとばす、朗らかなお母さん!
8  二十一世紀へ前進されゆく、すべての偉大なお母さま方に、このささやかな一書を捧げます。
   一九九九年六月六日  牧口先生の生誕記念日に  池田大作

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