Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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8 間断なき「精神闘争」
「東洋の智慧を語る」季羡林/蒋忠新(池田大作全集第111巻)
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「楽観派」
季
人類の未来について、私の分析によれば、国内外の人々は、だいたい、次の三派に分かれます。「楽観派」「悲観派」「まったく考えない、どうでもよい派」です。
「楽観派」は、人類は変われば変わるほどよくなり、前途は明るいと考えます。
「悲観派」は、人類の終末がまもなく到来すると宣伝しています。ある者は、あろうことか人類の終末は二十一世紀であるとまで言っています。
第三派は、人類のなかで絶対的多数を占めています。そのなかには、トントン拍子で出世し、一日中酒食にふける者、困窮し、苦しい生活にあえいでいる者がいます。
これらの多くの人々は、人類の未来の問題などまったく考えに及ばず、相変わらず、何のけじめもなく、意味のない、いいかげんな日々を送っているのです。
私は「楽観派」に属しています。
現在、社会にはきわめて多くの問題が存在しています。物情騒然とし、天災人災、戦火はいたるところに広まり、道徳は消失し、ものごとが木末転倒し、すこぶる終末の様相を呈しています。
しかし、私は依然として、これはただ一時的な現象にすぎず、人類の将来は、必ず良い方向に変わっていくものと考えています。
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