Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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信仰2  

「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)

前後
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 ルソーは”自然にかえれ”
   カントは”人間にかえれ”
  私は”生命にかえれ”と叫びたい
  
 ともかく 人生は後悔が
   多すぎるようだ
  しかし それを治癒できる
    決断の信仰があるから
   私は 数かぎりない
    天性があるのと同じだ
  
 死への軌道を
  我らは まっしぐらに
   走っているといってよい
  それを思えば
   胡麻化しや曖昧は
    人生を生きられないし
   偉大なる 宗教を欲するのは
    当然のことと思うのだ
  
 人生は 短命かもしれない
  故に 私は未来永遠にわたる
   自在にして的確なる
    生命哲理の世界に
   勇躍 生きぬくのだ
  
 小才に動く人は
  つねに迷うことが
   多いことを知っている私は
  信仰という不動の姿勢より出発して
   社会に飛翔してゆくのだ
  
 自己の宿命という
  苦悩の鎖を 断ち切るために
   私は信仰という利剣をもった
  そして 己の世界の
   若き信仰者となったのだ
4   
 自己の悲惨も
  人類社会の悲惨も
   本源的に救済する道は
    偉大なる宗教しかないーーということを
     私は結論できたが故に
   何ものを恐れず
    この道を邁進するのだ
  
 人間内部の探求に
  私は怠慢でいられない
   無知でもいられないのだ
  故に刹那の人生にあって
   永遠との対決のために
    宗教を選んだといってよい
  
 科学は 人間を
   未聞と未知から解放した
  しかし真の宗教は
   人間を野蛮と無知から解放する
  
 いくら挑発されても
   私は それにはのらない
  私には 思索の中核に
   信仰という 価値判断の
    最上を持っているからだ

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