Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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使命  

「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)

前後
2   
 いかなるものが勃興し
  いかなるものが
   権力者になろうとも
  私は 絶望もしなければ
    礼讃もしない
  生涯 私は
   妙法の方人として
    悩める庶民と
     平然と生きゆくのだ
  
 今日も僕は 生き生きとして
   着実にペンを握りつつ
  自身と広布の歴史を創ることに
    青春をかけるのだ
  
 代々の先輩の
   掘り築きし この大河を
  君よ 終着の地まで
    勇んで漕ぎ 進みゆけーーと
  
 今日の僕の作業は
  三十年未来の自身を目指す
   偉大なる財宝の
    建設と使命を思うが故に
     誰よりも誇り高い
  
 僕も戦いぬく
   君も最後まで戦いぬいてくれ給え
  この世とこの哲理を
    この人類のために、永遠のために
  
 人は僕を 神経質という
  絶壁を走る車の運転手が
    神経を磨り減らさずして
   なんで人びとを安穏無事に
     目的地に送ることができるかといいたい
3   
 いつもいつも 健康で
  そして 柔軟のなかに
   自説に権威をもてる
     民衆の栄えある学者になることを
    私は 心より祈っている
  
 広布の波乱のなかにあって
  新しい そして強靭なる
    進展の言論戦を
   ただただ 君よ頼む
  
 別々の部署で
   互いに試合をするように戦おう
  確かに仏法は
   勝負であるということを
    知ったからだ
  
 君よ 今は
  ”屈を以て伸と為なす”
    時代であるが故に
  今日もただぺンを振れ
  
 堂々たる
  人間勝利と
    王者になりゆくために
   君の使命と健康を祈る
  
 ”矢の我に与えし所以ゆえん
  豈 偶然ならんや”
  君よ
   自己の使命と境遇に
     欣然たれ
4   
 僕は尻馬に乗らない
  自己の力を負担しながら
   文化遺産を継承していく
  
 わが胸に喝采が湧くような
  正真正銘の
   地湧の使者でありたい
  
 あの人も
  この人も
   喜々として
    帰るべき精神の故郷ふるさと
     原点の歴史を築くために
   僕は
    この荒れ狂う
     人生という戦場を
      縦横無尽に駆け巡るのだ
  
 燃えあがる信仰で
   無辺の言葉をわれはつくる
  
 彼は人びとに
  熱狂的に迎えられ
    いい気になっている
  もし僕が
   その立場になってみるならば
    苦痛と責務のおもりにおされて
     心の笑顔など
      瞬時もつくれまい
  
 平和の点火
   今ここに燃ゆ
  君よ この松明は
   生涯にわたって
    持ち 進め 走れ

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