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日蓮大聖人・池田大作

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各部合同研修会 人格で光れ! 団結で進め

2004.8.7 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

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11  何ものをも恐れない、勇敢なる破折精神。これがあったから、学会は大発展した。
 大聖人は厳然と仰せである。
 「いかなる大善をつくり、法華経を千万部も読み、書写し、一念三千の観念観法の悟りを得た人であっても、法華経の敵を責めなければ、それだけで成仏はないのである」(御書1494㌻、通解)
 とくに男子部、壮年部に、心に刻んでいただきたい御聖訓である。
 法華経の敵を責めなければ、成仏できない。折伏の実践がなければ、無量無辺の大功徳は得られない。これが大聖人の結論である。
 その偉大なる広宣流布の行動を、皆さまは勇敢に貫いてこられた。
 大聖人は、こうも記されている。
 「法華経の敵を見て、世をはばかり、世を恐れて黙っていたら、釈尊の敵となってしまう。どんな智人・善人でも必ず無間地獄に堕ちる」(御書1412㌻、通解)
 厳しき訓戒である。
 「世をはばかり、世を恐れて」折伏を行じない――日顕宗の姿そのものである。この一点だけ見ても、大聖人のお心に完全に違背している。
 学会は大聖人の仰せのままに、世界百九十カ国・地域に妙法を弘めた。正義の学会は、厳然と勝利した。
12  人材を見つけよ人材を育てよ
 「本因妙抄」には、こう仰せである。
 「かの天台大師には、三千人の弟子がいたが、章安一人だけが同じ明朗な悟りを得ている。
 伝教大師は、三千人の多くの門下を置いたが、一番弟子の義真の後は、同じ悟りを継ぐ人はいなかった。
 今も、それと同じようなものである。幾人かの弟子がいるといっても、疑う心がなく、正義を伝える者はまれであって、一、二の小石のようなものだ」(御書874㌻、通解)
 大聖人は、未来の一切を日興上人に託された。後継者がいなければ、どんな大事業も発展させることはできない。
 幹部の皆さんも、次のリーダー、次の人材を、全力で育てることだ。それをしない幹部は、「自分さえよければいい」という傲慢な命である。「次のリーダーをつくろう」「自分以上の指導者に育てよう」――この心があるかないか。それで未来は決まる。
 人材を見つけ、人材を育てる。とともに、全員を立派な人材にしていく。それでこそ、正義は永遠に栄えていく。
13  ゲーテ ″勤勉が私を健康にする″
 使命深き皆さま方に、東西の偉人の言葉を贈りたい。
 ドイツの文豪ゲーテは戯曲の主人公に、こう語らせている。
 「仕事にはげみうるとき、わたくしは健康なのでございます。それゆえ勤勉がわたくしをふたたび健康にしてくれます」
 「わたくしはのんきなぜいたくな暮らしをしていますと、調子が悪くなります。わたくしにもっとも安息を与えないものは、安息なのでございます」(「トルクワートー・タッソー」実吉捷郎訳、『ゲーテ全集』4所収、人文書院)
 本当にそのとおりだと思うが、皆、どうだろう。
 勤勉が自分を健康にする。私たちにとっては、日々の「信行学」の実践といえよう。
 中国の大教育者・陶行知とうこうちは述べている。
 「健康は、生活の出発点であって、また教育の出発点である」(斎藤秋男『陶行知 生活教育理論の形式』明治図書書院)
 健康はすべての出発点だ。皆さまも、いちだんと健康になって、使命の舞台で大活躍していただきたい。
 看護の大道を開いたナイチンゲール。彼女は九十歳まで生きぬいた。その心は、じつに若々しい。
 「私たちはいわば志願兵なのです。それを忘れてはなりません。私たちは自分の道を選んだのです」
 彼女がつづった「看護婦と見習生への書簡」(湯槇ます・小玉香津子・薄井坦子・鳥海美恵子・小南吉彦訳『ナイチンゲール著作集』3所収、現代社)の言葉である。
14  フイリピン独立のために殉じた国家英雄ホセ・リサール。文学・芸術・教育など、多分野に才能を発揮した彼は、優れた医師でもあった。彼の代表的な文学作品に、こうあった。
 「人間は、目的があるから、働くのだ。目的がなくなれば、人は無気力になる」(『反逆・暴力・革命』岩崎玄訳、井村文化事業社)
 われらも広宣流布という大目的へ進みたい。
 皆、健康で! ご長寿で! 朗らかに! もう一つ、新しい創価学会をつくるくらいの心意気で!
 ナポレオンのごとく、否、ナポレオン以上の大将軍の指揮を、よろしくお願いしたい。
 わが使命の地域に、日本一、世界一の広宣流布の歴史をつくるのだ。周りが皆、「あそこには、とてもかなわない」と、うらやましがるような広布の理想郷を築いていただきたい。
 勝つ人生は痛快だ。敗北の人生は暗く、情けない。どうか悠々と、明るく、元気に進んでいただきたい。
 帰ったら、地域の皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えください。ありがとう!
 (長野研修道場)

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