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日蓮大聖人・池田大作

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あとがき  

「東洋の智慧を語る」季羡林/蒋忠新(池田大作全集第111巻)

前後
1  このたび、尊敬する日本創価学会名誉会長池田大作先生のご愛顧をたまわり、北京大学終身教授であられる私の恩師である季羨林きせんりん博士のお引き立てを受け、私は、光栄にも、「東洋の智慧を語る」と題する「てい談」に、楽しく参加させていただくことができました。「てい談」の全文は、過去二年間四回にわたって、東洋哲学研究所発行の学術機関誌「東洋学術研究」の第三十九巻第二号、第四十巻第一号、同第二号、第四十一巻第一号に連載されたものであります。
 さらに、この「てい談」の全文が単行本として発刊される運びとなりましたことは、「てい談」の連載が、日本の読者の皆さまから愛読されたことを物語っており、心の通じあう友人に恵まれたことにほかなりません。このことに対して、私個人の果たした役割は微々たるものではありましたが、共著者の一人として望外の喜びを感じております。
2  ここに、私は、次のことを表明しておかなければなりません。それは、季羨林先生、池田大作先生とともに、このような意義のある「てい談」に参加させていただいたことは、私個人にとって、大思想家であられるお二方からたえず学び続ける過程でもあったということです。「てい談」での私の発言は、愚者の学びの過程におけるせいぜい「千慮一得」の愚見にすぎず、それは、あたかも高尚な場に出すことがむずかしい宿題の答えのようなものでもありました。「学無止境」(学問はとどまるところがない)とであります。ここに、私個人の発言に対し、読者の友人の皆さまからの忌障のないご意見、ご叱正をたまわりたいと心から願うものであります。
3  本書は、本年、中日国交正常化三十周年という年に発刊されます。この喜ばしい年にあたり、私は重ねて、中日両国人民が世世代代にわたり友好を貫いていくことを心から念じるしだいであります。
  二〇〇二年六月十七日

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