Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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愛する北海天地  

詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)

前後
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 私は
 北海道の天地に行くと
 心がすがすがしく 広々とする
 私は
 北海道が たまらなく好きだ
  
 凍てつく大地も
 吹雪の絵巻も
 雪どけの川の流れも
 白雪から緑の衣に変えゆく山々も
 そして
 踏まれでも踏まれでも
 そこから
 ほほえみの顔をあらわすタンポポも
 六月に咲くライラックの香りも
 道行く人々の清楚ともいえる生命も
 すべてに
 詩があり
 ロマンがあるように思えてならない
 私は
 たまらなく北海道が好きだ
  
 私の人生の恩師も
 この清新な地で青春を学び躍った
 私の父も
 若きころ
 この大草原に
 幾たびとなく足をのばしたと
 うれしそうに語っていた
 この大いなるなる処女世界は
 古より
 私にとって何かしら縁深きものがある
  
 今や この新しき世紀の天地にも
 地涌の友は幾十万の行進となった
 北海道には
 いわゆる豪奢な家は少ない
2  しかし
 つまらぬ権力に屈しない
 そして
 毀誉褒貶をものともしない
 強靭にして
 みずみずしい
 開拓の智恵をもった家々は
 素朴で
 何ともいえない親しみを感じさせる
  
 また
 この広々とした大平原に
 点在する家々には
 塀が少ない
 この姿の中にこそ
 共存が
 共同が
 共生が息づいている
  
 互いに助けあわんとしゅく
 人と人
 心と心の
 結びあいが尊くまた美しい
  
 その中にあって
 唱題に励む宝の家が
 金の家が また銀の家が
 一軒 また 一軒と
 確かに広まりゆかんとするととろに
 広宣流布はあるのだ
  
 私は北海の天地を愛する
 北海の友を愛する
 大雪山を中心とした
 神秘の湖と沼
 千古の年輪をもっ
 山々と森林
 この北海道が私は大好きだ
  (1982.11.23)

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