Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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苦闘
「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)
前後
1
甘き夢は
夢想家にまかせよう
ひとときの気休めは
架空の世界にゆだねよう
厳しき現実と
格闘するわれらは
厳しき現実と
愚痴を英知に
嘆きを生きがいへと
悠々と変えてみせるという
信念の共闘者でありたいのだ
いい知れぬ
今は苦痛の日々であったとしても
私は遠慮なく
街のなかでも
人のなかでも
妙法の光線を光らせながら
太陽とともに
月天とともに
思いきり
高く広く 動くのだ
君よ
いかに辛くとも
永遠の栄光のために
誉れある 平和の
先駆の戦士として
戦ってくれ給え
君よ
負けるな
断じて負けるな
常に十年先の勝敗を
希望しての
今日一日であれ
今日もたとえ辛くとも
砂をかむおもいで
三十年先の
自己建設のために
頑張りきることだ
今は苦しいだろう
今日は辛く悲しいだろう
しかし
妙法の人生は
かならず現当二世である故に
あればよかった
これでよかったという
輝く日が
到来するにちがいない
2
苦しくとも
胸中晴れやかな学会っ子は
最後は
断じて負けてはならない
口笛を吹きながら
胸を張りながら
それであって
いかなる苦境にあっても
汝白身の
胸中を制覇しゆく
永遠の青年で
あってくれ給え
悲しみの川を越え
苦しみの山を登り
君よ
妙音と福運の翼をひろげ
勇んで天空に飛びゆけ
君の今の苦しむ姿は
黄昏の序曲でなくして
永遠の轟きわたる胸中の
天空への晴れやかな
序曲であると
私は みたい
いかなる未来に
嵐と怒涛の
人生があっても
月光に詩をよむ
人生たれ
あの道も失敗し
この道も失敗したとしても
僕には
確たる完全な道のあることを
忘却しないから
最後の花の道に
進歩し
帰着してみせる
3
非常に苦しいことが
あったとしても
僕は 理屈に負けないで
友だちをいつも
朗らかに呼べる人生を送るのだ
苦痛であった坂道も
三変土田の姿勢になるとき
もはや金の坂道となるととを
知ったが故に
私は
金の信仰を持続する
辛くとも
悲しくとも
今日も 君よ
大聖人の御弟子たる
誇りを忘るることなかれ
私は知っている
先覚者の一生は
あまりにも厳しい
ゆえに私は
批判の強風を
歯牙にもかけず
太陽となって
輝き照らすのだ
妙法の子
わが子の前途に
苦難と試練とさらに偉大なる
人間勝利の地道のなかに
黄金の軌跡を
あれかしと祈りつつ
自身に負けまい
不幸に負けまい
信仰で勝とう
忍耐で勝とう
この尊い人生を
4
冬が来ても
嵐が吹いても
私には
不滅の陽光が
胸中に 今日も昇る
辛くとも
涙して泣くまい
二十年先を目指して
今日も撓まず
一歩一歩
山を登る気持ちで
前に進むことだ
嵐にも
怒涛にも
目的と主義主張のためには
筋を通し
この人生を
共に進みゆかせよう
自身の困難との
戦いの彼方のみに
確たる進路と 価値ある人生の
太陽の力は輝く
たとえ ある時期は
力を失ったように見えても
君よ 深く
そして長期にわたって
充満しゆく
無限の源泉力があることを
けっして忘れまい
自然界にも
台風や大渇水があるごとく
人生の胸中にも
同じような苦痛も
かならずあろう
しかし 私には
来る日に備えての
太陽と
青空の輝きが
また待っている
5
時には不利なとき
怒声 罵声を聞くことが
あったとしても
僕は
軒下へ駆けだして
真実の人間群を
ともに戦い開いてみせる
どんなに厳しい
試練に直面したとしても
君は絶対に
自分に負けてはいけない
宇宙の法則ともいうべき
仏法があるのだから
己が信ずる道で
硬軟自在に振舞う人生を
送りつづけてくれ給え
人間であるから
苦労は欲しないが
創造的苦悩は
進んで望む自分でありたい
二十年先を夢見ながら
今日の苦闘を
美事に勝ちぬいてくれ給えと
ただ僕は祈るのみだ
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