日蓮大聖人御書|池田大作著書|御書検索|スピーチ検索

1 　　
　君の手紙を
　　僕は感動しながら
　　　涙して読んだ
　　そこには
　　　　人間の真実の輝きがある
　　僕も　僕の友人に
　　　　手紙を送ろう
　　　拙文であろうがーー
　　　　僕の魂魄を筆に託して
　　　　　無名にして
　　　　　　歴史的な手紙を送りたい
　　
　僕は生涯
　　　善意で生きぬく
　　故に　久遠の友を褒め合うことに
　　　無上の満足を見いだす
　　
　君は君
　僕は僕と
　　　割り切っていきたいと思うがーー
　　しかし僕は
　　　君のことを
　　　　温かく包容せざるを得ないのだ
　　慈悲の論理のこの行動は
　　　文明の進路とともに
　　　　必ずや自己自身の歴史が
　　　　　最善であったと
　　　　　　証明することであろう
　　
　僕は君にいいたい
　　君は ”逃げろ”
　　　　　　といわれでも
　　絶対に ”いやだ”
　　　　　　　といいきれる
　　　青年らしい潔癖さで
　　　　　生きぬくのだ
　　
　私は読書もする
　　文章も書く
　　　進んで議論もする
　　しかし　厳しすぎる批判も
　　　　敢えて辞さず
　　　欠点も率直に教えてくれる人を
　　　　　尊敬できる
　　　　　　求道の情熱をもちたい

2 　　
　嵐を幾度か越えて来た
　　　君との連携には
　　まさしく僕は
　　　永遠の敬意を払うのだ
　　
　僕は　人の義理人情には
　　　絶対に甘えたくない
　　自力で奮闘しながら
　　　真の友情には
　　　　心からの乾杯をする
　　
　人は　自由に振舞っている
　　　私は難破船にならぬために
　　まず本源的自我と社会的自我を
　　　明確に築きあげてから振舞う
　　
　たとえ　欺かれ裏切られようとも
　　私は　学者も学生も
　　　農夫も労働者も
　　最高位の友情をもって
　　　人間革命の強烈な道を進める
　　
　誰にも頭をさげる必要がない
　　　という自尊心があったとしても
　　　　君のかわらざる
　　　　　泉のごとき友情は
　　　　　　心より頭こうべを垂れたい
　　
　月が美しく見ている
　　悩みながらも
　　　　真剣に語り合う友の中にこそ
　　生命の花は
　　　　永遠に咲き薫るであろう

3 　　
　新旧の断絶を超越して
　　僕は　君のための
　　　友情をさらに深める
　　　　決して僕は
　　　　　友を蔑視しない
　　　　友の協力がなければ
　　　　　偉大なる作業は
　　　　　　完遂できぬことを
　　　　　　　知っているからだ