Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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青春2
「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)
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1
君の体験を聞いて
私の心は打たれた
最早 私の心は乱れない
素朴な生活の中にあって
君と同じように
青春の
銅鑼
どら
を鳴らしながら
庶民舞としていくのだ
人間の心中の奥底にある
哲理を知った私は
それを一切の価値の発端として
執拗に羽搏いていく
僕は 青年だ
遊戯をしながら
鍛錬もする
知的教育もしながら
情熱的戦いもする
感動は消滅してゆくことを
私は 知っているから
常にみずからを感動せしむる
源泉の法を持つ
そして 人をも感動させうる
わが青春の
無限の革新の力を
願望して生きゆくのだ
社会は 無限につづく倦怠
われは 無限につづく青春
私は 生きぬく
探求し
かつ進歩して進む
2
彼らは 計算と冷淡の人生
我らは 善意と勇気の人生
彼らは 若さと成長を奪う青春
我らは 健全と才能を生かす青春
力と希望
快活と信念
僕の青春
疲労と悔恨はない
われわれの行進は
何のためか
われわれの行為は
何のためか
という原点に還ってみれば
悠然として
真剣なる歩みとなるのは
当然である と
私は考えるのだ
人がいかに妬み 謗ろうとも
私は 人間世界にあって
最も幸福であると
実感しているが故に
愉快でならないのだ
寒風にも
微風
そよかぜ
にも
僕は 地平線の彼方に
悠々と自分の駒を進める
僕は 今日の作業を放棄しない
青年思想家らしく
高度の発展のために
知的洞察を繰り返しゆくであろう
3
乙女の讃歌を聞き
青春の譜を歌い
常楽の人生軌道を
生きぬくために
私は 生死の
解決の法則を捧持する
個性ーー
自分らしい個性で
今日も進む
私は 君にメッセージを贈る
いつまでも健康であってくれ
少しずつでもいい
生涯 勉強を忘れないでくれ
親には 絶対に心配をかけないでくれ
性急
あせ
らず 自分の芽が
必ず社会の大地に出ることを
信じて待っていてくれ
私は 新しい未来の哲理に
目覚めたのだ
最も愉快な顕現をしながら
よりよき時代の構築のために
青春を乱舞する
僕は 僕らしい正義の道を
堂々と歩むが
知らないことは
何でも聞いていける
謙虚な自分でありたい
僕は若い
だから みずから
北風に向かうのだ
この厳しい冬に鍛えた生命で
僕は 炎熱の日も豪雨の時も
踊ることが出来るからだ
4
僕の前途には
雪も降れ 嵐も吹け
しかし 僕は
早春の花園を知っている
今日の苦痛は 未来の
財宝
たから
今日の快楽は 未来の自殺
彼は 現代に満足しているというが
それは日常性への埋没
僕は 未来構築のために
つねに現状満足に疑問を抱く
この極限の戦いの中にこそ
崩れざる栄光があると思うからだ
明るい休息 深い休息のために
真の健康で
君よ! 鋼鉄の社会の中にあって
今日も負けないでくれ給え
欺瞞と偽善に対して
鋭く追及する
青年に対し
人々は 青二才と軽蔑して笑う
故に青年は さらに悩みながら
憤りながら ひたすらに突き進むのだ
この世に生を受けて
邪悪 傲慢を挑戦するのは
青年の特権であると
信ずる故に
私は 阿修羅の如く
戦わざるを得ない
5
僕には 若さが最大の武器である
人生に体当たりで取っ組んでゆける
自分であるだけで
今は最高の幸福者と
自任したいのだ
君よ かえらざる青春を
どうか塵埃の中に
捨てないでくれ給え
君の精神の領域まで
無限の翼を
僕は与えたいのだ
放縦が進歩のように
得々と語られる
風潮にあって
互いに変わらざる
人間真実の愛を
爽やかに語りあえる
深き同志でありたい
僕の弱点を
いくら つくのもいいだろう
しかしその彼も
一向面白くない
人間になっていることにも
気づいてほしいのだ
鈍愚な一日一日であるように見えるが
根本的力量を築きあげている
我らの最後の総仕上げを
見てもらいたい
己の弱点を指摘されても
私は 恥じない
つねに 私は
高邁な理想に燃えていることは
確かであるからだ
6
センスある
近代人であっても
つねに深奥には 怒涛を乗り切る
強靭な野人の心をもつ
青年革命児でありたい
あの人の音声は 衰退の曲
君の曲は 清純温雅の調べ
無位無冠にして
庶民の青年指導者と
信頼され 親しまれることが
最高の人生であると信じたから
民衆戦線の旗手と
私は好んでなったのだ
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