日蓮大聖人御書|池田大作著書|御書検索|スピーチ検索

6 　　
　あの人は　実に平凡のなかに
　　　優れた何かがあるーー
　　美しい物語があると
　　　いわれるような女性で
　　　　一生を送りたい
　　
　自分の
　　失望の物語の
　　　終幕をつくるよりは
　　信仰という　最大の自尊心と
　　　嘆きと愚痴のない
　　　　精神王国の
　　　　　物語を期待したい
　　
　強く　優しく　涙ある人に
　常に　悠々と　題目のある人に
　　
　信心とは
　　最極の法理を決して疑わず
　　　日々　生涯にわたって
　　希望と努力の挑戦を
　　　わが身に貫き通していくことである
　　
　目的なきはなやかな人生は
　　　恐るべき生命の消耗であり
　　われらの根強い発展する人生には
　　　　人間勝利の終幕にして開幕がある
　　
　尊敬されようが　排斥されようが
　　　私は　自らの生命を
　　　　ただ讃嘆させながら進むだけだ

7 　　
　死の苦闘で閉じるような
　　　人生で終わりたくないために
　　私は　今日も明日も
　　　永遠にして
　　　　人間究極の解明に
　　　　　裏づけされた信仰に
　　　　　　いさぎよく没頭する
　　
　僕は　僕の決めた
　　　人生の坂を登る
　　忍耐と柔軟の姿勢を崩さずに
　　　一歩一歩　今日も登る
　　
　妙法と共に
　　民衆と共に
　　　自身の仏界と共に
　　生涯にわたって　君よ
　　
　押し潰されるような
　　　いやな時があったならば
　　朝早く清々しい散歩でもする余裕を
　　　　持ってくれ給えと
　　　私は　君に激励しておきたいのだ
　　
　生涯にわたって
　　自分を決して
　　　卑下してはならない
　　世の人のなかにあって
　　　どのような人が
　　　　立派な人間かと
　　　　　常に胸中に語りながら
　　　　　　進むことだ
　　
　自体顕照なれば
　　人間の華と
　　　われは咲きゆく

8 　　
　彼はいかに強気の
　　挑戦の姿を見せても
　　　惨めな男だと
　　　　私には思える
　　それは
　　　涙のない　価値のない
　　　　偏見と感情と売名のみにとらわれた
　　　　　叫びであるからだ
　　
　人間の幸福への勝負は
　　　四十代　五十代であると思うから
　　そのために　今日も着実に
　　　自身らしく　思う存分に振舞うことだ
　　
　彼は　運命の皮肉に翻弄されている
　僕は　偉大なる法との結合で
　　　　　遊楽の人生を生きる
　　
　長い遠い人生にあって
　　気がついた時に
　　　祝福される人になっているかーー
　　　堕落の人生になっているかーー
　　　　故に　厳格な信仰が必要なのだ
　　
　僕は　人びとから
　　幸運の人　不運の人と
　　　呼ばれてもかまわない
　　ただ　僕は
　　　信仰と理性によって
　　　　人間生命に大きな効果を
　　　　　与えたといえる
　　　　　　歴史だけは残したい
　　
　彼らの叫びは　鋭い悲鳴
　われらの叫びは　声物事
　　
　僕は　僕が決めた
　　　僕の道をひたすらに進む
　　決して　自身に
　　　卑怯者になりたくない

9 　　
　美しき瞳
　　美しき髪
　　　そして美しき心の
　　　　持続のために
　　今日も
　　　張りのある
　　　　信心と生活たれ
　　
　いつも激怒している
　　あの人の渋面をみていると
　　　何のために
　　　　人生を送っているのか
　　　　　わからない
　　　私は　公憤の激怒はあるが
　　　　私憤の修羅界はいやだ
　　
　その優しい目
　　そしてあとは
　　　胸中の太陽の光を
　　　　益々かがやかすために
　　　勇気ある
　　　　持続の信仰者たれ
　　
　君が　もっと明確に
　　確信をもって
　　　物事をいえば
　　人びとは惑わずに
　　　救われたのではないかと
　　　　私は　忠告したいのだ
　　
　君の　堅実にして
　　　誠実の人生の姿勢は
　　やがては
　　　すべての人びとが心より頼り
　　　　尊敬することを信ずる
　　
　現実の日々に
　　　挑戦しゆく勇士は
　　いかなる　空論の有名人より
　　　百千万倍　優れている

10 　　
　ひどく暗く憂警な
　　社会と日々が続いても
　　　私は大した問題にしない
　　それよりも
　　　快い創造の信仰によって
　　　　世界中で
　　　　　一番愉しくも
　　　　　　感動的な身近な環境を
　　　　　　　大切にしていきたい
　　
　私は　生命の病気を放置したくない
　　故に　完全なる生命の良医である
　　　仏法の真髄を信奉するのだ
　　
　牢固とした深遠な哲学が
　　　私にはある
　　優雅にして調和された人間学が
　　　　私にはある
　　　そして私には
　　　　永遠にして喜びの燃焼できる
　　　　　信仰生活がある