Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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人生1
「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)
前後
4
いかに長時間を要する
自身の総仕上げの仕事であっても
僕は たゆまず情熱を失わない
幾度 無駄足を踏もうとも
君の礼儀正しさに
彼は遂に
恥ずかしい思いをしたといわれる
大誠実の人生を送ってほしい
僕は 僕の道を 男らしく進む
徹底的に見 徹底的に考えながら
懐疑するもよい
真剣に苦しむもよい
しかし そのまま
暗黒の中のとりとになるかーー
それに攻撃を加えて
自らの建設と変革に
つないでいけるかの 終末が問題だ
私はただ一言 言っておきたい
諦めるということは
自己の敗北であると
知っているが故に
ひたすら運命の駒を前に進める
あの売名家の人生は 弾痕の城壁
わが無名の人生は 人間の脈動
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自分は 死を恐れない
という人を聞くが
私は そんな人間になりたくない
死を恐れるが故に
生きることへの 歓びが深まり
野蛮と文明との 分岐点があるからだ
私は 私らしく生涯を悩める
人間として 生きぬくのだ
偽善と名のつく
人格者にも
行動派にもなりたくない
僕は 英雄にも 天才にも
絶対なりたくない
ただ 均斉美の堅実なる人生を
歩むことが
最も正しいと思うからだ
過去の人に
私は なりたくない
現在の人 未来の人としての
決意を持続しながら
進歩し 成長していきたい
不安定に翻弄される
人生を生きたくない
完全なる自信の精神作業を
人生に直絡させながら
潔癖に進む
彼の凱歌は 虚像の博士論文
私の凱歌は 人間学の卒業
長い人生の間には
かならず落胆するとともあろう
このような時でも
僕は 口笛を吹くことを忘れぬ
余裕ある
人生でありたいと思うのだ
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私は 貧しい家庭の出を
絶対に卑下しない
むしろ 世襲的な有名人と
どこまで力の差をつけるかと思うと
痛快でならない
高尚な一時的な花よりも
私は 生命力強靭な
雑草の如き人生で
生きぬきたい
君の健康は
ただ生きるための健康にみえるが
僕の健康は
生涯にわたる人間革命と
社会変革の構築のためにあるのだ
彼の出世の最後は 虚脱感
わが人生の究極は 友の飛翔
僕は 今日も
市民と共に怒り 共に笑い
連続していくであろう
この道で僕は 苦労人になっていく
そこにのみ尊く鋭い
さらに 正確な言動があるからだ
自分にとって 最も大切なことは
確信であると知った僕は
確信より出発し 確信で終極になるような
人生を振舞いゆくのだ
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曙の空 真白の薔薇 かぐや姫
人間混乱の世代になっても忘れまい
僕は 地上の楽園には
しばし嘘がある故に
それのみを欲しない
胸中の楽園を構築しながら
今日も生きぬく
私は 今日も進む 自主的に
前進の目標を 強く設定しながら
あらゆる種類の奇抜な才知の議論が
展開される時であっても
私は 大地に根を張り 理路整然として
人を感嘆せしめるような
一野人でありたい
人にも対抗する 自身にも対決する
それはあくまでも邪正高低の存在を
完全にするために
当然のことと 思うからである
私は 弁解をしたくない
私は 私らしい常識と確信で
人生を生きいきと
開いていると思っているからだ
僕の周囲には 殺風景はない
常に溌剌とした
青春の対話と求道がある
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たとえ親友が
革命に 絶望したといっても
私は 私の信ずる社会観 宇宙観のもとに
一人 先覚者の襟度を堅持して
春風と共に 秋風と共に
あらゆる制限を超越して 進むであろう
非難にも威嚇にも
私は おどろかない
所詮
必然性を隠そうとするものは虚偽であり
先覚者にはつきものであることを
知っているからだ
彼らは 時代に酔っている
その後は 必ず悔いが残るであろうーー
僕は 実生活に意義をもち
今日も 小さくして 栄光の歴史を
開きゆくのだ
私は 退屈がきらいだ
仕事に 今日も没頭する
最も筋が通るまで
真正面から
自分の生存をかけて
一歩も譲らない
私は 常に新しいものを
追求してゆくが故に 愚痴がない
日々月々 愚痴のぶんだけ
厳しき問題と取り組んで
見事 明瞭なる結果を
積み重ねてゆく
私自身の人間像でありたいのだ
私は 総てを天職として動く
冬の太陽にも 夏の太陽にも
変わらず自在に動く
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華麗な余生を
私は 送りたくない
わが目的と人間革命の主題の完結を
微笑をもって見つめれば
それが 壮大な
栄光の余生と思っている
血眼になって 己の地位を
探し求めようとする
上流社会の傲慢な人びとよりも
私は 己の翼を広げて
人間幸福の世界に飛んだ方が
いかに優れているかを知ったのだ
私は お粗末な建物でも
胸中の宮殿で
詩歌を 読誦しながら
自身の舞台に
今日も立っていくのだ
生涯 幸福のための
若き哲学者たれ
真の賢者とは 知らぬことを
知らぬと認めながら
彼独自の追求と観察の
姿勢を貫く人であるのかもしれない
君よ! 貧しき庶民と
今日も 語りぬこう
その人間群の中にのみ
詩があり 絵があり 音楽があるからだ
君の原稿には 正確な響きがある
君の対話には 人生哲学がある
そして君の闘争は 名優のようだーー
と言われるような人に
私はなりたい
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利害と 人気の乱世において
私は 総てにわたって
公正な観察者か
証言者の人生でありたい
超人的な力を出すような
人間に 僕はなりたくない
ただそこに 常識を愛する
進歩だけは
忘れない人生を送りたい
時世に尻尾を振る
批評家のいかに多いととよ
私は 軽薄と 支離滅裂の
人生だけは
断じて進まない
技巧と偽装の作業の彼
開拓と真実の作業の僕
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