Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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5 仏教と「天人相関」説
「東洋の智慧を語る」季羡林/蒋忠新(池田大作全集第111巻)
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宋代の理学
季
宋代にいたると、中国で言う「理学」の生まれる時代となり、多くの「
大儒
だいじゅ
」が出現します。
その学説は、部分部分で異なっていますが、「天人合一」においてはほとんど同じです。
張載
ちょうさい
は、明確に「天人合一」の命題を提起していますし、
程頣
ていい
は、「天、地、人、只一道なり」と言っています。
張載の「西銘」にこうあります。
「地上すべての人と物は、天を父とし地を母として発生している。われわれ人間は砂たる小さな存在であるが、広漠たる天地万物の聞に存在しすべてのものと密接な関係を持っている。
われわれの身体は、天地間に充塞する陰陽の二気によって成立している。われわれの性は、陰陽の気を主宰する天地の心を受けている。
故に、天地を父母とする万物はみな同類であり、人々はみな同胞である」(山崎道夫『近思録』明徳出版社)
池田
宋代の理学は、宋以降の華厳教学、さらには天台教学の展開に影響を与えていると言われますね。
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