Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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我が愛するアメリカの地涌の若人に贈る  

詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)

前後
2  使命を自覚した人は強い
 その使命は
 全人類に広宣流布という
 「平和」と「幸福」への
 明快なる目的と方途を教え
 そして自らをして
 生命尊厳の胸中の宮殿を
 開きゆかんとする
 悠久にして普遍性の真理をもった
 使命なのである
 その尊極にして不壊
 悠久にして無限の妙法を
 知りたる君達の使命は
 絶大にして誇り高い
  
 君達よ!
 日々の確実なる
 生活の行進を開始しながら
 その広布に挑戦しゆかんとする
 アメリカの青年よ!
 今こそ
 絶対の平和と文化の
 社会への雄叫びを
 勇敢に続けながら
 一歩また一歩
 一段また一段と
 世界の人々の夢見んとして来りし
 愛すべき自由の天地アメリカの
 確かなる歓喜と繁栄と
 清新なる人間愛を
 今 再び
 断固として
 構築していかねばならない
  
 君達よ!
 世界をば
 花園の安穏にリードしていく
 責務ある妙法の戦士達よ!
 声高らかに妙法を唱えながら
 そして社会の大地に
 足を踏まえながら
 根を張りながら
 花を咲かせながら
 あの人のために
 この人のために
 あの町の人のために
 あの遥かなる友のために
 走り語り訴えつづけていくのだ
3  そして自らが受持した
 正法正義の大法の旗のもとに
 歓呼の歌声をあげてゆく
 常楽にして我浄の
 素晴らしい人生を創り飾りゆくのだ
  
 あらゆる国の人々が集い共和した
 合衆の国 アメリカ
 これこそ世界の縮図である
 このアメリカの
 多民族の結合と連帯の中にこそ
 世界平和への図式の原則が
 含まれているといってよいだろう
  
 信頼し また 愛する君達よ!
 あの翩翻へんぽんと翻る星条旗の意義を
 今 再び
 根底の妙法の上に打ち立てながら
 理想を高くして快活な若人の
 冒険と進歩と
 悪への抵抗の戦士として
 祖国を愛し
 一人立ち征かんと
 久遠より誓いしことを
 断じて忘れてはならないのだ
4  君達よ!
 英知と情熱の君達よ!
 人生の目的とは何かを
 そして一念三千という生命の実相を
 深く知りつつ語りつつ
 広宣流布という
 恒久にして完壁なる
 平和の先駆を進みゆくことを
 限りなく誇りとしながら
 この世を送りゆくことを
 忘れてはならない
  
 信心という
 水の流れゆく如く
 清くして強く
 強くして優しき
 慈愛と信念を持つ若人たる君達よ!
 長き歴史のさなかにあって
 輝きわたる審判の
 勝利と凱歌の人たるべく
 今こそ
 君と彼と私と
 人間としての奥底のつながりを
 尊くも美しく結び合いながら
 新世紀への黄金の輪を広げゆくのだ
  
 君達よ!
 未来に生きゆく若き君達よ!
 意見の違いがあったとしても
 確かなる目的の一点だけは
 忘れずに進みゆく君達よ!
 今日も学べ
 今日も動け
 今日も働け
 そして今日も一歩意義ある前進を
 明日もまたー歩朗らかな前進を
 尊極なる妙法と日々冥合しながら
 社会の泥沼の中に咲く
 蓮華の花の如く
 自己の尊き完成への坂を
 汗をふきながら上りゆくのだ
5  信仰とは
 何ものをも恐れぬことだ
 何ものにも紛動されぬことだ
 何ものをも乗り越える力だ
 何ものをも解決していく源泉だ
 何ものにも勝ち乗り越えていく
 痛快、なる人生行路のエンジンだ
  
 君達よ!
 アメリカの天地を担いゆく君達よ!
 大聖人の苦難を仰ぎ偲びつつ
 広布の途上における迫害を
 断じて恐れてはならない
 卑劣な人になってはならない
 同信退転の陰湿なる邪信の言に
 だまされてはならない
 法のために
 そして民衆のために
 信念のかたまりとなって
 多くの人々の心の中に
 光を照射しゆくのだ
  
 君達よ!
 広布後継の君達よ!
 二十一世紀は間近なのだ
 正しく そして強く
 素晴らしき力をつけるのだ
 そしてアメリカ大陸のために
 不安と悩みにおののく世界のために
 まず自らが所願をして満足
 悔いなくして晴ればれとした歩みを
 この世で この命に刻みつつ
 黄金の生命の因果の歴史を
 堂々と創りゆくことだ
6  二十一世紀の檜 舞台に乱舞しゆく
 若き盟友達よ!
 一人も落後者になってはならない
 今 集いし君達が
 新舞台の社会に躍り出たとき
 広宣流布の波は一段と大きくうねり
 NSAの友の笑顔と笑顔
 握手と握手
 信頼と尊敬の拍手の渦が
 私の耳には聞こえてくるような
 気がしてならないのだ
  
 私は広布への行動の一切を
 諸君に託したのだ
 一切の後継を信ずるがゆえに
 今 世界のすみずみを歩みゆくのだ
 君達が
 小さき道より
 大いなる道を創りゆくことを
 私は信ずる
 ゆえに
 私は楽しく幸せだ
  (1981.6.20 ニューヨークにて)

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