Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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富士に祈る
詩歌・贈言「青年の譜」「広宣の詩」(池田大作全集第39巻)
前後
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時は去り 時は来る
なべてのローブ いまや擦り弱り
濁世の怒濤 今しきりなり
嗚呼――富士の霊峰に
救祈
ちか
わん
富士を讃える人 そのかずをしらず
われ 偏狭な誇大を好まず
世紀の 貪婪なる火宅の中に
虚色なく
佇
たたず
み
駁説
ばくせつ
に
怖
お
じぬ
われ 遙かなる富士を讃う
二十億の民が 太陽の
尊光
ひかり
を拝するように
嫦娥
じょうが
の幽光にひたるがごとくに
彼方 富士の山から
聖鐘 鳴り響きけり
自由と平和と尊厳の――
時は来ぬ
生命に目覚めぬときは来ぬ
聖麗の富士の山より
永遠の平和の鐘とともに
あな尊し 富士の山
大聖哲の
御書
みふみ
を護り
永劫の
導師
ぬし
を遊ばす
偉なる哉――
聖
ひじり
の山
連綿として幾星霜 大宇宙の鍵なるか
究竟の宝座の扉は開きぬ
聖の鐘は鳴り響く
黎明だ 黎明だ――
人類の
覚醒
めざめ
の時 遂に来る
(1950.1)
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