Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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人間共和
「価値の日々」「若き友へ贈る」「わが友へ」「友へ贈る」(池田大作全集第38巻)
前後
2
私は 満足なのだ
妙法の平和革命運動の
流れの中から
左右の景色を見るだけでも
愉しいのだ
友との深き連帯は
名誉よりも
財宝よりも
高く尊きことを
知った私は
自らを正して
今日も友と
接しゆくのだ
義経のように
淋しい末路に見えても
私は 後悔しない
私は 私の内的法則に従って
広布の戦勝の恩人に
なったといわれれば
本望だからである
わたくしの望みとはーー
それは自身も 幸せになりたい
しかし 令法久住と広布流布を
心から願う人でありたい
清らかな そして
深い友情の星につつまれた
人間こそ
いかなる名誉を持った人よりも
偉大な人間であろう
山峻しければ
一足ごとに油断することなかれ
3
今日も私は 退屈したくない
朗らかにして真剣に
無名の庶民の中に入って
大哲学運動の旗を振るのだ
たとえ君に
何等かの秘密があったとしても
決して僕は 軽蔑しない
ただ その秘密が 君の前途に
危険にならぬことだけを祈りたい
ともあれ 私の人生と行動の
最極点は 広宣流布にある
故に 現世の放棄者にはならないし
自身の存在があるかぎり
必ずその常住の世界の
偉大な先覚者になってみせる
雨に打たれながら
雑草の如く動き働く
君の姿ほど神々しく
偉大な民衆の味方を
見たことがない
僕は 生涯にわたって
人権を侵害したくもなければ
されたくもない
ただ 自身も
そして 人びとの生命の
奥底にある不幸という鎖だけは
取りのぞける
解放学者にはなりたい
偽の地位
偽の名誉
僕は そんなものに訣別して
自分自身という人間に再会する
真実の庶民運動に
没入しゆくのだ
4
絶対的な真理は
存在しないと人はいうが
私は
その絶対的宇宙の
極限の法を知ったが故に
世に浸透せざるをえないと
立ちあがったのだ
激越な世界で
常に僕は 平然と
新機軸となって
今日も生きる
広宣流布という
常に最前線で
勇敢に戦っている
友との連帯のかけ橋と
無事なれとの祈りを
君よ!
絶対に忘れないでくれ給え
彼らの競走による戦いは
疲労と堕落
われらの活発な運動は
文化創造と
不可欠の平和革命
僕の人生行路には
御都合主義などない
片意地と思われるくらい
勇気と慈悲と
理念とで
庶民党の党首として
忍び 苦しみ 楽しみ
暮らしてゆくことにあるのだ
正義の強固な団結があるところ
暗黒と混乱のないことを
知った私は
勇気をもって
断固 一人立ちゆくのだ
5
いかに深妙なる
哲学を持っても
苦悩の生活と
人間群に入らざるは
もっとも勇なき
人間となることを忘れずに
僕は
確信はあるが
独善にはなりたくない
常に協議していく
姿勢のあるところに
民主主義の力と光が
輝くことを知っているからだ
彼らの批判 迫害の心
正義抹殺の嵐
われらの抵抗運動は
青き山脈に輝く金の太陽
華やかな社会に
紛動されるととなく
社会のなかに入りながら
自己の存在を輝くばかりに
福運を積み重ねゆくことだ
彼らも組織を持つ
われらも組織を持つ
組織は
善悪に通ずる場合があるが
根本と目的を知っている私どもは
組織をつねに
善に生かしゆく
原理でありたい
君よ
われら人間の
歴史の勝利のためにも
今日も
明日も
正義と勇気と行動に
躍り出でくれ給え
6
鈍い 平穏無事な
人生よりも
僕は 人のため世のため
矛盾に満ちた障壁を
いくつも乗り越えながら
必死に指揮をとる
指導者となって終熄したい
誰人がなんといおうとも
未曾有にして 尊い
人間共和のこの団結を
生涯にわたって
護りぬこう 共に
今日も僕は
偉大な宗教を
吸収しながら
人間文化の記録を
美事に創りゆくのだ
ともなく
笑みを交わしながら
病んでいる社会の革命に
人間主義の靴をはき
新しき努力のために
私は 走りたい
所詮
団結は力なりということを
知っている私は
いかなる時代
目的 境遇にあっても
常に団結の要となって
一生を送りたい
この賑やかな庶民群の中で
煩雑な生活を
共にしてゆくことに
僕は
不潔虚栄の名聞名利よりぬけ出す
唯一の尊い人生観の哲学を
知ることができたのだ
7
もはや 共に躊躇はやめて
確かなる
偉大な理想を作りつつ
勇敢に進もう
権威という
一切の仮面戯を
あきあきした私は
赤裸々な人間群の中にのみ
真実と
信仰があることを知り
今日も汗とともに
語り走るのだ
共に 生涯の友として
共に 今世の約束を
共に 完遂したといって
共に 手をとりあって
感涙したい
君と語っていると
愉快な交響楽を
聞いているようだーーといわれる
私は 友の激励の
存在になりたいのだ
宿命の操作に苦しむ
人間群の中に立って
私は 如来の使いとして
雄々しくも誇り高く
精神の転換的運動に
今日も走るのだ
朝なタなの
御経の奔流の彼方
爽やかな空がある
あの友もこの友も
早くきたれと
私の内部は
脈々と清くうねるのだ
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僕の胸中には
妙法広布という
崇高なる特権を与えられ
保護されていることを確信し
今日も
忍耐と栄光の
闘争を持続する
反戦の詩を うたいながら
平和の譜を 奏でながら
すべてを含んだ 広布の舞台で
青春の劇を
今日も頼む
今 君は
日の出の勢いに見えるが
僕は 少しも立派と思わない
それは 凍えた庶民を
心で軽侮しているからだ
急速な勝利も
大切ではあるが
永遠にわたるーー
盤石も勝利のために
君よ 大いなる行動を
開始してくれ給え
私は 大学出として
無事名誉の路線を
歩むことを避ける
社会の第一線の人びとと
結びあって
嘲笑されながらも
人間讃歌の路線を悠然と歩む
また 新たにして
偉大なる目標をつくって
メロスよ 走れ
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