Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第5章 学ぶ心学ぶ意味  

「21世紀への母と子を語る」(池田大作全集第62巻)

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12  学び続ける人は深い人生を生きる
 池田 受験に限らず、地道に努力を重ねた人には、かなわない。“一夜漬け”で学んだものは、所詮、付け焼き刃です。一日少しずつでも、学び続けたものは、血肉となり、自分の力となっていくものです。
 蓬田 人生も同じですね。
 池田 戸田先生は、最後の最後まで「勉強せよ。勉強しない者は私の弟子ではない」と厳しく言われていました。
 先生の教えどおり、今も私は、学び続けています。
 戸田先生の事業が一番、苦境にあった頃、それを支える私は、大学に行きたくても行けなかった。
 しかし先生は、「心配するな。ぼくが大学の勉強を、みんな教えるからな。勉強は、ぼくにまかしておけ」と言われ、毎日曜日、ご自身の休養もさしおいて、ありとあらゆる学問を個人教授してくださった。日曜だけでは足りず、会社の始業時間前の早朝もです。
 生命を削ってでも、ご自身の持てるすべてを、私に伝えきっておこうという気迫であられた。
 ありがたい師匠でした。私は「戸田大学」の卒業生です。それが一番の誇りです。
 子どもだけでなく、お母さんも学びましょう。「女性の世紀」を開きゆく皆さんは、賢明な女性となっていただきたい。
 「学は光」「無学は闇」――学び続ける人は美しい。学ぶ姿は、すがすがしい。一歩、深い人生を生きることができる。
 母も、子も、ともに学びながら、限りない向上の人生を歩んでいこうではありませんか。

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