Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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第4章 思い出をつくろう
「21世紀への母と子を語る」(池田大作全集第62巻)
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「子どもたちのために!」と大人は団結を
勝本
今、無邪気に遊ぶ子どもたちの姿を見て、その未来に思いをはせる時、いても立ってもいられないような気持ちになることがあります。
先生が以前、教えてくださった牧口先生の叫びが胸に迫ってきます。
「入学難、試験地獄、就職難等で一千万の児童や生徒が修羅の巷に喘いで居る現代の悩みを、次代に持越させたくないと思ふと、心は狂せんばかりで、区々たる(つまらない)毀誉褒財の如きは余の眼中にはない」(「緒言」、『創価教育学体系』第一巻所収)と。
池田
牧口先生の、子どもを思う痛切なまでの愛情に心が打たれるね。「動物会議」の会場には、一つのスローガンが掲げられていました。
それは、「子どもたちのために!」の一言だった。
「子どもたちのために!」――すべての「母」の決意です。
「子どもたちのために!」――この気持ちで、私も走っています。
「子どもたちのために!」――この一点で、心ある大人たちは団結しなくてはいけない。
手遅れになってはいけない。
「われわれの社会は、子どもを可愛がりはしても、まだ十分に愛してはいない」――初めに紹介したチェコのマサリク大統領の言葉です。
「悪いことをだらだらと続ける心を許さない!」と、立ち上がる時です。
現代に生きる、すべての大人たちが、子どもに対する責任があるのですから。
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