達磨掬多1だるまきくた
六世紀末頃、インド那爛陀寺の僧。善無畏の師。高僧伝によると、定門の秘鑰を掌り、如来の密印を佩びており、顔は40歳位だが実は800歳であったといわれている。善無畏密教の奥義を伝授し、神通力善無畏を助け、中国に密教を弘めさせたといわれる。竜智と同一人物とする説もあるが、その神秘的な伝説から、全く架空の人とする説もある。