Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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創価文化会館落成入仏式 黄金の道を歩もう

1967.9.1 「池田大作全集」第3巻

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1  大変さわやかな本日、創価文化会館落成入仏式に、おそれおおくも日達上人猊下の御導師をいただき、全学会を代表して厚く御礼申し上げるしだいであります。(拍手)なお、この見事な文化会館を設計してくださった創造社・八矢英世氏、ならびに全魂をかたけて施工にあたってくださった大林組の大林社長、そして現場の工事担当の方々にも、深く感謝申し上げるしだいであります。(拍手)さらに、二千数百人の親愛なる代表幹部と共に、第三文明建設の新しい雄渾な第一歩を、この立派な新文化会館において踏み出せたことを、私は最大の喜びとするものであります。
 ある有名な人が「創価学会は貧乏人と病人の集まりであるとの過去の批判に対して、今日では、そのように批判した人々が病気になっていたり、貧乏で苦しんでいる。その反対に、学会は皆が、ますます健康で繁栄している。その姿に驚いた」という意味のことを話したのを聞いたことがあります。妙法は冥益であります。立派に信心をしぬいた人が、不幸になるわけがない。もしか幸福にならず、繁栄しないとするならば、その人の信心がいたらなかったことを、そのまま証明しているにすぎない。大御本尊の功力は絶対です。この大功徳をうけきっていける信心を、私どもは、生涯、貫き通していかなければならないと思うのであります。また、後輩にも、その確信ある信心の指導をしきっていっていただきたい。
 なお、広宣流布とは、一口にしていえば、日蓮大聖人の大仏法を根底とした、絢爛たる最高の文化国家の建設であります。そして世界の、幸福と平和を基調とした大文明の建設であります。すなわち、色心不二の大生命哲学を根幹とした中道主義による文明の開花であります。日本も、アジアも、一日一日、一年一年と、この中道主義のわれらの大道に向かってくることは絶対に間違いないし、時代の趨勢であると私は断言しておきたいのであります。(拍手)この確信、その信念をさらに深くもち、仲良く、朗らかに、そしてさっそうと、誇り高く、再び未来を指さして、秩序ある大行進をしてまいろうではありませんか。(拍手)
 日蓮大聖人をはじめ、代々の御法主上人猊下は、私ども一切衆生のために、いばらの道を切り開いてこられました。そしてまた、在家の代表であり日蓮大聖人の仏法の実践者である創価学会も、同じ道を歩んでまいりました。歌には“銀色のはるかな道”という歌がございます。しかし、広宣流布の機熟した今日、順縁広布の今日、私どもは、後世のためにも“銀色のはるかな道”ではなくして“金色の道”を“黄金の道”を、道理正しい信心の実証を示しつつ堂々と切り開き、また自らも歩んでいくことを誓い合って挨拶にかえるしだいであります。(拍手)

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