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日蓮大聖人・池田大作

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第82回臨時本部幹部会 明るく折伏前進

1967.2.5 「池田大作全集」第3巻

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1  きょうは東京関係総合本部主体の幹部会であります。私は東京の幹部がもう一歩成長して、全学会に先駆けて指導していけるようにしていきたいと思います。どうか自信をもって明るく前進してください。(拍手)
 正本堂については、すでに何回か申し上げてまいりましたが、きたる二月十六日に、御法主上人猊下をお迎え申し上げて、正本堂建設委員会を開催いたします。外観ならびに内部の設計がほぼ完了し、その決定をみる委員会になる予定であります。大聖人のご精神にかない、皆さん方のご期待にそえるように、また、日達上人猊下の御心に報いうるように、建立落慶に向かって進んでまいります。
 本日、皆さん方とご相談いたしたいことは、この本門戒壇ともいうべき正本堂の建立にあたっては、一業者だけに限らず、数社のジョイント方式によって建築するのが正しいと思い、私は、二月十六日の正本堂建設委員会で、この件を提案したいと思っておりますけれども、よろしいでしょうか。(拍手)理事会においては、すでに意見の一致をみております。
 次に、いままでも、毎年二回、高尾墓園で合同慰霊祭を行なってまいりました。本年は、三月のお彼岸の日に、全国の代表が集まって、いままで広宣流布の途上で亡くなった同志を、盛大に、ねんごろに追善供養いたしたいと思います。(拍手)
2  統一地方選挙について申し上げます。きたる十三日に公明党の党大会が行なわれ、そのとき正式に候補が公認されます。そのまえに、学会としても推薦しておかなくてはならない。そこで、検討を重ねた結果、本日、千六百三十七人の県会議員、市会議員候補を推薦したいと思っております。すでに理事会等において、慎重に検討いたしましたので、皆さん方のご了承をお願いしたいと思います。(拍手)
 非改選議員が現在、三百九十九人おりますので、もし今回推薦する候補が全員当選すれば、公明党の地方議員は二千人を突破する勢力となります。国会議員を含めますと、現在、全部で千三百四十五人ですから、約二倍近い勢力になるわけです。
 これまで党中央幹部会等で、また理事会においても、公明党は衆議院に一切の主軸を移していくべきであるという意見の一致をみております。私もそれが当然の姿であると思う。委員長、副委員長、書記長等も、新しく党大会ですべて決定されますが、どうか皆さん方で応援をしてあげていただきたいと思います。(拍手)なお、公明党の首脳、国会議員は、学会のことは心配せず、政治に専念して、日本のため、社会のため、大衆福祉実現のため、思う存分に活躍してもらいたい。また公約を実践するために、戦いきっていただきたいというのが私の念願であります。(拍手)
 都知事の問題については、昨年の末ごろから、何回となく検討をしてまいりました。中立、または独自候補を立てるという二案で、理事会で数回も検討を加え、また、党の東京都連や中央幹部会等で何回か検討し、その結論として、だんだん、党独自の候補を立てる意見のほうが多くなってきている現状であります。(拍手盛ん)私は、もう少しようすを見ようと思っておりますけれども、十三日の党大会には、明確に発表しなくてはならない。したがって、この問題については、全面的に党の首脳部に、中央幹部会に一任したいと思いますがいかがでしょうか。(拍手)
3  二月は伝統の「折伏の月」であります。学会は毎年、二月を契機にして、大きく一年間の推進をしてまいりました。私は、衆院選挙も終わったのだし、皆さん方にゆっくり休養していただきたい。しかし、大聖人の弟子として、なすべきことはしなければならない。
 二月は、たしかに大聖人のご誕生の月であります。また、たしかに戸田前会長の誕生の月でありますが、代々の会長の誕生日であるとか、命日であるとか、そういうことをいちいち理由にする必要はありません。かえって新興宗教と間違えられます。(笑い)
 昭和二十七年の二月、このとき私は蒲田支部の支部幹事をしておりました。当時は、折伏に非常に苦労していたころで、支部でも、月に四十世帯とか、三十世帯とか、最高でも、せいぜい九十数世帯で、百世帯は絶対に突破できなかった。そのときに、支部長に私が話をして、蒲田支部で二月に二百世帯の折伏を行なおうと決意したのです。その結果、悠々と二百世帯を突破し、それから全学会が大きく動き始め、折伏がどんどん進むようになったのです。それ以後、二月がひとつの伝統になって、この月が学会にとっていちばん発展する月となった。これが「伝統の月」となった理由です。
 なにも二月に必ず伝統をつくらなければならないという必要はありません。わが支部は二月に思うようにいかなかったら、三月に躍進しよう。(笑い)また、三月にできなかったら四月だと、それでもかまわない。(笑い)ただし、二月に大聖人がご誕生になったということは、深い不思議があると思います。法華経は「冬の信心」であるなど、やはり意味があることでしょう。
 いずれにしても、その二月が学会の「伝統の月」になったという事実、これは、十何年間の学会の歴史において変わらぬ実相です。その意味において、特に壮年部が推進力としてがんばってください。(拍手)婦人部、女子部の方は、ふだん苦労しているから、二月は寒いからゆっくりしてください。(笑い)
 二月の幹部会には、選挙の疲れも全部いやし、仕事もしっかり行ない、家庭も確立し、みんな伸びのびと明るく集まろうではありませんか。(拍手)大聖人の御書に照らし、自分自身の宿命を打破し、人間革命をしていくという自覚に立って、実践しきっていこうではありませんか。(拍手)

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