Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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支部旗返還授与式 学会幹部は責任職

1966.11.27 「池田大作全集」第3巻

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3  釈迦仏法は母の慈愛であり、日蓮大聖人の仏法は父の慈愛であります。邪智、謗法、傲慢、虚偽のウズ巻く末法今時においては、母のようなやさしい慈愛だけでは、どうしても人間革命、成仏はなし得ないのであります。そこで、日蓮大聖人は、父の慈愛をもって立たれたのです。御書を拝しても峻厳な御金言が多々あります。しかし、その根底には、母の慈愛以上に深い慈悲、すなわち厳父の慈愛があることは間違いないのであります。私たちが、いかに正しく社会の人々に日蓮大聖人の教えを伝えようかと苦心しているのに、それが誤解を生み、世間から「創価学会はどうも強引すぎる、非妥協的である」等といわれてきたことはまことに残念なことです。
 しかし、創価学会の行き方が根本的に日蓮大聖人のご真意にかなっていることは間違いありません。幹部は謙虚で礼儀正しく、思いやりと分別があり、話のわかる社会人でなければなりませんが、同時に信心については、役職の上下の隔たりなく、社会的地位の差別なく、そこで本当に法を求める人が真実の求道者であり、立派な人格者ではないかと思うのです。同志はどこまでも仲良く尊敬しあい助け合って、この日本の国に楽土を建設する日までがんばってまいりましょう。

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