Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第9回学生部総会 俊逸・人材の牙城に

1966.7.25 「池田大作全集」第3巻

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5  ロシア革命、中国の革命、また日本の明治維新等の革命にしても、それらはすべて武力革命であり、多数の犠牲をともない、流血の惨事を招いております。大聖人の教義に比べれば、共産主義理論も唯心論も、はるかに低級でぜんぜん問題になりません。私どもの戦いは、矛盾のない世界第一の思想、哲学、宗教を根底にしております。革命の途上、牢へはいるわけでもなく、一家が殺されるわけでもなく、所領を奪われるわけでもありません。それを考えた場合には、あまりにも恵まれすぎた革命であります。
 しかるに、退転するとか、なかなか真剣に信心をしようとしないとか、学会活動もしないとかいうのでは、人間としてあまりにも悲しい。国家社会のために全人類のために、かつ主義主張のために戦う人、貢献する人、尽くす人が、人生にとって最大に偉い人であり尊い人であります。いわんやわれわれは、根底の理論に矛盾なく方法においても矛盾なく犠牲のない、王仏冥合・一閻浮提の広宣流布という戦いをしているのであります。どうか、一人の退転する者もなく、私と共に十年先、二十年先、三十年先を目指していただきたい。(拍手)
 革命は、これまでの歴史をみれば、達成されない場合は死刑でありました。ゆえに“革命は死”なのです。革命をしきって、成功せしめるか否かは重大な問題です。もし遂行できなければ、他の反動勢力によって殺されてしまうのがいままでの歴史であります。絶対に、革命は成功させなければなりません。私どもの時代、諸君の時代に、必ず広宣流布を成し遂げるという、りんりんたる勇気をもって進んでいただきたいと思うのであります。
 最後に、諸君の、ますますのご健闘とご健康をお祈り申し上げて、私の話といたします。(大拍手)

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