Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第75回本部幹部会 仲良く楽しく前進

1966.7.24 「池田大作全集」第3巻

前後
1  最初にご報告を申し上げます。皆さん方のお力によりまして、総本山に総工費三億円で、一棟千五百人収容できる総坊が二棟完成しました。すなわち、これは六棟御供養申し上げるうちの最初の二棟であり、二十六日に、猊下をお迎え申し上げて落慶入仏式が挙行されます。なお当日までに、フードセンター(主食・副食工場)も一切の工事が完了いたします。これはあらかじめ御供養した土地は別として、一億五千万円の工費がかかりました。このフードセンターは一日九万食をまかなうことが可能であります。現在の登山者数は一日一万数千人ですから、そうとう余裕があります。広宣流布の時のことまで見込んで、一日九万食ぐらいの能力にしておいたほうがいいのではないかとの意見があり、この規模になったわけです。(拍手)
 一方、東京の創価文化会館の工事は順調に進み、来年九月には落成入仏式ができる予定になりました。関西の文化会館も来年八月に完成、また中国の文化会館は来年二月に完成し、それぞれ落成入仏式を行なう予定で進んでおります。なお名古屋の文化会館につきましては、土地はすでに購入ずみで設計中であります。場所は名古屋城の真正面で、非常に意義深い景勝の地であります。仙台の文化会館も京都の文化会館も同じく土地の購入をすませ、設計中です。
 東京第五本部は来月一日に落成入仏式を行ないます。また創価高校は設計もほぼ終了し、十一月に起工式を行なう予定であります。本年にはいって会館の購入ならびに購入の決定をみたものは、三十数会館にのぼっております。本部としては、聖教新聞や雑誌等の利潤を少しでも大事にためて、その資金で、皆さん方が十分に学会活動ができるように、建て物の購入に使ってさしあげたいという気持ちでまいっております。王仏冥合の戦い、皆さん方の戦いをしやすくするために、できるだけ早く、できるだけたくさんの建て物を造るよう、本部としては全力を尽くしてまいりますから、よろしくお願いいたします。(拍手)
 去年は文化祭を行ないませんでしたが、本年は九月十八日に、関西において挙行することになりました。場所は甲子園球場で、約十万人が集まり多数の来賓も招き、盛大に開きたいと思っております。(拍手)
 また本年は、海外の同志約八百人が夏季講習会に参加することになっており、その第一陣はすでに到着しました。私どもは真心こめて暖かく迎え、指導して、本当に思い出深く楽しく有意義であったと喜んでいただけるような歓迎をしてさしあげたいと思います。(拍手)きょうは、はるばるペルーからきた同志がこの会場に見えております。私は今年の三月にペルーへ行きましたが、そのときは約千人もの人が集まり、実に明るく元気いっぱいでした。地球の反対側でこれだけ立派な戦いをしている姿を見て、誰が本当に純真な強盛な信心をしているかわからないなと、そのとき私自身反省をいたしました。南米だけでなく、東南アジアにしても欧州にしても、またアメリカにしても状況は同じであります。同じ御本尊のもとに集まった同志を、兄弟として暖かく最後まで応援していきたいと思います。(拍手)
 八月のブロックにつきましては、暑いところを本当に大変だと思いますが、戦いに勝つためにも、また、永久に広宣流布の強い基盤をつくるためにも、どうかがんばってください。折伏にしても新聞啓蒙にしても、御本尊につながった、不幸な人を救うための戦いであります。広宣流布の一翼を担った闘士、闘将として、王仏冥合のために仏道修行として実践していくのだという、地涌の菩薩の誇りがあり自覚があるならば、戦って戦って戦い抜いていください。(拍手)
 幹部の皆さん方は、支部員に対しては、心の底から本当にやさしい幹部であっていただきたい。あの支部長は安心してついていける、あの理事の指導ならば心から納得していける、自信をもってついていける、といわれるような一人一人になっていただきたい。これが私のお願いであります。幹部が威張ったり、組織上の権威をふりまわしたり、感情的になったり、ヤキモチをやいたりするのは、信心の世界ではなく、大聖人の本当の教えに順じた人ではありません。やさしくめんどうみられる人は結局強い人です。やさしくしてあげることは弱いことやお世辞を使うこととは全く違う。心からやさしい幹部になって、庶民が後輩が安心してつききってくる、そういう幹部に全員が成長しようではありませんか。(拍手)

1
1