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日蓮大聖人・池田大作

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第71回本部幹部会 一日二十分の勉強を

1966.3.27 「池田大作全集」第3巻

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1  今回の海外指導にあたっては、皆さん方のおかげをもちまして一同元気で帰ってまいりました。北米の同志も南米の同志も、非常に元気で功徳あふれる姿でありました。私はこれ以上の喜びはございません。
 創価高等学校設立の準備が、審議会によってスムーズに進んでおります。いま昭和四十三年四月一日開校を目標にして準備を急いでいることをご報告申し上げます。場所は小平市。全部で一万七、八千坪(五万六千〜五万九千平方メートル)の土地の購入が終了しました。設計はすでに始めており、なんとか早くご期待にそうようにしたいと思っております。なお、創価大学は規模も大きく、何年かあとになることをご了承ください。
 四月度はすでに発表のとおり指導の月として、できれば五月度も指導の月にしたいと思います。たまには婦人部の方ならびに女子部の方は、お子さんや家族の人と一緒に、四月・五月は花見や旅行等をするぐらいのゆっくりする機会をつくっていただきたいのです。
 私は自分の力で、世界広布のために、御本尊の使いとして海外に何回も行きました。皆さん方もたくさん功徳をうけて、きょう集まった人たちは当然のこと、できるだけ大勢の幹部が海外旅行ができるようになっていただきたいと思います。海外にはすでに地盤はつくってあります。会館もあり同志もたくさんおります。指導に行くなどという必要はありません。むしろ海外の同志のほうがしっかりしているくらいです。(笑い)海外に行くにはそれだけの力をもたなくてはなりません。貯金もしなくてはいけない。海外へ衆生所遊楽しに行こう、御本尊の功徳を証明しに行こう、海外のようすを見に行こう、それぐらいの大きな希望をもって信心をしていっていただきたいと思います。(拍手)
 三月は大変よく戦い立派な成果を示しました。だが、きょう集まったご婦人のなかには髪があまりきれいでない人がいます。(笑い)しかしそれではいけません。化粧をして、それで余裕をもち、さっそうと胸を張っていくぐらいの学会幹部でなくてはなりません。また男の人も同じです。身だしなみも整えずに個人指導だ折伏だといっていたのでは相手の人がいうことを聞きません。なにも虚栄を張ったり虚飾を示せというのではありませんが、学会の幹部は新時代の指導者にふさわしく、余裕をもった信心であり活動であっていただきたいと思います。
 私が提案したいことは、できうれば、一日に二十分だけは御書を必ず読む、または教学を勉強する、あるいは新聞でも一般の優秀な本でもけっこうですが、うちに帰ってからでもいい、電車の中でもいい、これを必ず続行してはどうかと思うのです。一日に二十分なら十日で二百分です。一年間たてば大変な実力がつきます。幹部は勉強しなければならないし、その余裕がなくてはならない。ただし、それを実行しなくても別に違反でもなければ、罰をうけるわけではもちろんありません。ただ、広宣流布推進のため、また皆さん方が社会人としてまた指導者として、いちだんと成長するために実行してはどうかと申し上げるのです。
 とりあえず、来年のきょうまで一年間実践すればずいぶん進みます。真剣な唱題と、そのうえに教学をしっかり実践していきたいと思います。重ねて申し上げますが、どうか十分に余裕ある行動をとっていただきたい。寝不足したり、いつも余裕のない人では大をなさないし、大軍を引っ張っていけません。夜はよく寝るのが道理であり、そして仕事にも指導にも、そしてまた会合にあっても、生き生きとした姿で臨むべきです。そのためにも毎日リズム正しい生活を送っていただきたい。
 明日は高等部員の全国代表四千名が登山いたします。そして明後日からは二泊三日で三千四百名の教育部員の方々が登山し講習をいたします。四千名の高等部員は次の時代を背負う鳳雛であり、広布の未来はますます開けております。また教育部員はインテリの代表であり、三千四百名も団結して登山するのです。これも学会の、そしてまた広布の大幹部として活躍していく人たちであることは間違いありません。未来はほうふつとして開けております。大きく発展する様相はますます明確になっております。どうか体を大事にして、自信満々と、そして希望に燃えて若々しくがんばっていきましょう。

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