Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第70回本部幹部会 清浄さが学会の強み

1966.2.27 「池田大作全集」第3巻

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1  創価学会もこれだけ大きくなると、さまざまに批判されるのは、大聖人の御金言に照らしても当然のことであります。何百年の伝統をもつ既成宗教はどんどん崩れていくし、十年、二十年のあいだに一千万人近い人が日正宗へ改宗してしまったのですから、文句をいうのも無理ないと思います。(笑い)出版界にしても、新聞界にしても、少しぐらいは悪口を書くこともあるでしょうし、同じく政治家もなんとか自分を守るために、学会を誹謗しようと策略を用いることも当然考えられることです。しかし、われわれはそんなことに紛動されてはなりません。むしろ全部それを包容して、全体が栄えるために進んでいくのが大聖人の弟子の使命です。その根幹は信心であり、一歩もひくわけにはいきません。私も最後の最後まで戦いきりますし、また三世十方の仏菩薩の守護があることも間違いありません。
 われわれは、あくまで大聖人の人類救済のためのお手伝いをし、総本山を守るために戦っております。先日も、皆さんの力によって三百五十億円の正本堂建立の御供養金が集まり、全部総本山に御供養申し上げたことは、皆さんがよく御存知のことです。ところが世間の一部では学会のために集めたように考えております。これはとんでもない邪推です。今回の御供養に関して、過日、当局が全国的に大変な時間と労力をかけて調査をやったらしい。だがその結果は「常識では考えられないほどきれいだ」と係りが驚いたそうであります。
 学会はただの一銭たりとも公私は混同しておりません。税金一つ脱税したおぼえもないし、紙一枚ごまかしたことはありません。全部仏さまのお金だという信心でいっておりますから、全く清浄そのものです。これが真実の創価学会の実体でありますから、安心して堂々と進んでください。世間でなんだかんだいったとしても、そんなことで紛動されてはいけません。この清浄さが学会の実力であり真実の強味なのです。もしも学会に寄付したとかなんとかいい出す人がいたとしたら、それは全部ウソです。もしそういうことで曲解されていることがあれば、皆さんも真実を伝え戦っていただきたいのです。御本尊は絶対でありますし、学会精神はそんなものではありません。あくまで信心の二字を根本に、王仏冥合を目指す創価学会を守りきっていこうではありませんか。

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