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日蓮大聖人・池田大作

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桂冠・白百合・紅・栄冠常授賞式 信念と勇気の生涯を

1985.7.25 「広布と人生を語る」第7巻

前後
1  「自分はこの位置で広布に戦っていこう」「これこそ自分の役割である」と確信し、勇んで生きぬいていける人こそ、最高の人生観の人であり、真実の深き満足の人生を生きていける人である。
 反対に、風にそよぐ葦のように、右顧左眄し、周囲の状況によって小利口に立ち回って、名聞名利と安逸に流されていく人生は、表面的にはよいようにみえても、その内実の境涯は浅く、索漠とした味けないものである。
 御本尊に南無しゆくとき、妙法の光明に照らされて十界それぞれの立場で「本有の尊形」となり、それぞれの位置と存在で自他ともの幸福へ向かって自身を最高度に発揮していけるのである。ゆえに、どこまでも妙法を根本に、透徹した使命の人生、信念の日々を生きぬいていただきたい。
2  多くの乗客の生命を預かる飛行機の機長は、ひとたび離陸した以上、どんな悪天候や気流の変化、思わぬアクシデントがあろうとも、目的地に到着するまでは、ひたすら前へ進み飛びつづける以外にない。
 と同じく、数限りない民衆とともに、人類の平和と幸福という究極の到達点をめざしゆく広布のリーダーは、悪気流にたとえられ、「第六天の魔王の所領なり」とされる、この娑婆世界のなかにあって、何ものにも紛動されず、勇敢に、まっしぐらに、前進しきっていただきたい。
 この何ものをも恐れず前進する勇猛の一念、精進の一念が指導者にあったからこそ、創価学会はあらゆる迫害と中傷、策謀のなかで隆々と発展し、勝利してきたことを、若き後継のリーダーである諸君はけっして忘れてはならない。

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