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日蓮大聖人・池田大作

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SGIアジア青年親善友好大会 広布後継の使命は諸君に

1985.7.16 「広布と人生を語る」第7巻

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1  未来に生きゆく大切な広布の若きリーダーである皆さん方の来日を、私は最高の喜びをもってお待ちしていた。ようこそと申し上げたい。
 御本仏日蓮大聖人と、大聖人の仏法のいっさいを血脈相承された第二祖日興上人とは、二十四歳の開きがあられた。また、創価学会にあっても、戸田第二代会長から、青年部出身の私にバトンタッチされた。いかなる世界にあっても、若き後継の人へと継承されていくことはとうぜんであり、方程式でもある。
 その意味で、もっとも仏法に縁の深いアジアの各国において、皆さんが若くして、大聖人の仏法を受持し、信心に励み、深い自覚に立って広宣流布に邁進していることは、重大な意義をもっているといってよい。皆さん方は、この世に生を享け、妙法の大事な偉業を、末法万年いな尽未来際まで継承し、残しゆく尊い仏子である。
 私は、皆さん方を心から信じる。今回の来日が有意義で楽しいものとなり、そして、何かを学びとっていただければ幸いである。
 どうか、皆さん方の国の繁栄のために、また栄光ある人生を歩みゆくために、強く生きぬいていただきたい。
2  若き広布のリーダーである皆さんに、とくに結婚をしていない女性の方方の将来のために、少々、所感を申し上げたい。
 もちろん恋愛も、結婚も自由であり、だれにもそれを束縛する権利はない。しかし、軽薄な男女関係におちいって、もっとも充実し、幸せになるべき人生を、苦しみ、悩むようであってはならない。また親に心配をかけたり、人々に笑われるような愚かな人生だけは歩んではならないと思う。
 この点について、戸田第二代会長は「男女の関係で、女性が厳然たる態度であれば、不幸な問題は起こらないものである。それを、女性が軽率な考え方で応じて、一生を悔やんだり、悩んだりしてはならない」と、よく日本の青年たちに教えておられた。この指導を何かの参考にしていただければ幸いである。
 正しい信心と真面目な人生を歩んでいくならば、かならず幸福な人生となっていけるものだ。それがあって幸福になれないわけがない。
 また、早く結婚したから幸せ、ということもない。好きな人と恋愛したからといって幸せが決まるものでもない。聡明に生きていただきたいのである。
 結婚は、親も、友人も、まわりの人々が心から祝福してくれるものであってほしいし、そうした結婚が、将来、幸福の大輪の花を咲かせていくものであることを確信していただきたい。

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