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日蓮大聖人・池田大作

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NSB創立二十五周年記念幹部会 生命充実の人生は花園

1984.2.27 「広布と人生を語る」第6巻

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1  咋二十六日の第一回SGIブラジル大文化祭は、NSBの歴史、そして広布の歴史に燦然と輝く文化祭であり、さらにいえばブラジルの歴史にも残りゆくすばらしき文化祭であった。皆さま方の労をたたえ、心から敬意を表したい。
 十八年ぶりのブラジル訪問で、懐かしき友とも会え、ほんとうにうれしく思う。妙法の友が真剣にブラジル広布を担い、美しき求道心をもって異体同心の前進をされていることを、日蓮大聖人もかならずや御称讃くださるにちがいない。
2  人生には、悩みも苦しみもある。一次元からみれば苦悩との戦いが人生ともいえる。しかし、信心と広宣流布の大道を歩みゆく人は、つねに生命の充実感がある。この充実感の人こそ、その生命の内面の世界は幸の花園となっている。
 いわゆる地位とか、名声だけでは充実感はともなわない。充実感のなき人は、しだいにその生命の世界は闇となり、砂漠のごときわびしさが残っていくにちがいない。人生の価値は、その充実感のいかんにかかっている。
 「煩悩即菩提」 の法理に照らして、深き信心と力強い唱題のあるところ、すべての苦悩は、福徳の花園への土壌と変わっていくのである。
 逆に、何の人生の目的もなく、ただの野心や策略に心が支配されていく人は、あたかも大地の線をみずからが破壊して、生命の砂漠を、みずからがつくっていくようなものである。これこそ、仏法に説く三悪道の生命であり、不毛にして暗き運命の人生へと流されていくにちがいない。
3  絶対なる大御本尊であるが、その願いが叶うのも叶わないのも、私どもの信心の厚薄によるのである。確信のある信心には、つねに夢がある。蘇生がある。希望がある。無限の力が出る。生命力がわいてくる。ゆえに、人生と社会にあって、行き詰まりは絶対にない。
 不可能を可能にしゆく無限の本源力が信心なのである。これこそ、題目の力である。五年、十年、二十年と、一生成仏のために、所願満足の人生の証のために、精進していただきたい。

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