Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカ広布二十八周年記念集会 幸福は自分自身の権利

1984.2.13 「広布と人生を語る」第6巻

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6  南無妙法蓮華経は、不老不死の法である。現実の姿のうえでは「成住壊空」「生老病死」で、生死流転の相をみせるが、その本源の生命じたいをみるときは、老いもなく、死もないのである。すなわち、信心でここそ永遠の活性化が得られ、そのときは、この存在はつねにみずみずしく、願いのままに、あるときは「生」となり、あるときは「死」となる。たとえ「死」の相を現じたとしてもその姿は、常住不変の法楽の一念を確立できるのである。
 すなわち唱題によって磨かれ、強固にされた一念の生命は、生々世々、ゆがんだ悪に紛動されることなく、つねに活力豊かに、みずみずしい躍動をもって永遠に続きゆくのである。その生命の「我」の活性化という躍動のゆえに、三悪道、四悪趣にけっして堕ちることなく、幸福に満ちた、また確信に満ちみちた人生が繰り返されていくのである。唱題も、折伏行も、あたかも人工衛生をきちんと宇宙の軌道に乗せていくごとく、永遠にわたる幸せの軌道へと導いてくれるのである。
 したがって、信心はすべて自分自身の幸福に帰着する。ゆえに自分自身のために、勇気と希望をもって、信心の大道を歩みぬいていただきたい。

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