Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第五回SGI総会 恒久平和のための広布推進

1984.10.2 「広布と人生を語る」第6巻

前後
1  なぜわれわれは、あらゆる中傷、批判を乗り越えながら広布に向かい、広宣流布を実現せんとするか。
 それは一つには「平和」のためである。
 平和を実現しないかぎり人類の不幸はやむことがない。世界が平和で、人類が安隠に、楽しい人生を生きていくために、われわれは仏法の広布をめざしているのである。
 また、平和でなければ、日蓮大聖人の大正法を安心して信心していくこともできない。
 ゆえに、われわれは、あとに続くべき子々孫々の代までの平和を願って、広布に進みゆかねばならない。われわれの活動には、以上の崇高な意義があることを強く主張しておきたい。
2  人類史をみるとき、さまざまな世界で、あらゆる努力にもかかわらず、恒久平和が実現されたことは一度もない。真実の平和は、大思想を、大哲学を、大宗教を根底として、世界の人々が、生命と生命、心と心、人間と人間との深い信頼を築いていく以外に、絶対にありえないと思う。
 その最高の大宗教たる日蓮大聖人の大仏法によって平和を実現していく大いなる先駆として、いま、われわれは、広布に進んでいるのである。
 大聖人の仏法は円教であり、闕滅のない正法である。ゆえに、この仏法を根本にて、平和のために挑戦するとき、さらに広宣流布に挑戦しゆくとき、すべてが正法の力によって自分自身の幸福と福運になり、生活と人生を生ききる原動力はとなって、人生の醍醐味を満喫しつつ社会に貢献することができるのである。われわれの信心活動は地道にして遠回りのようであるが、最高に世界平和の貢献につながっている。
 このような法軌、方途、方法は、他にには絶対にみることはできないと確信したい。
 私も、本日よりまた新たな気持ちで、地の果てまで走り、全世界を回りたい。皆さま方も、それぞれの地域で、正法興隆のため、朗らかに楽しく、さらにたくましてく、妙法の大功徳を満喫しつつ、明年の第六回総会めざしてのご活躍を祈りたい。

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