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日蓮大聖人・池田大作

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第五回SGI総会記念勤行会 リーダーの成長が全体に反映

1984.10.12 「広布と人生を語る」第6巻

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1  本日この会場に集った各国の代表である皆さん方は、広布の歴史に輝きゆく先駆のリーダーであるとたたえたい。
 アメリカの哲学者エマーソンは「全体というものは、一個人の拡大された影である」との言葉を残した。日蓮大聖人も「一つ船に乗りぬれば船頭のはかり事わるければ一同に船中の諸人損じ」と、中心者、リーダーの大切さを教えられている。
 これを、広布の指導的立場にあるものにあてはめて考えると、リーダーが、信心、教学においても、また人格、包容力、進歩性などあらゆる面で、すぐれた円満なる指導者であれば、その“拡大された影”、投影である全体は、皆が楽しく、勇気と希望に満ち前進し、功徳にあふれる姿を示していけるのである。
 だが、反対に、指導者が我見強く、増上漫で、感情的であったり、仏法から離れたり、勉強もせず成長のないところには、それがそのまま全体に反映されてしまうのである。ゆえに、“長”であるリーダーが、いかに大切となるかを知っていただきたいのである。
 そして、広布の満ちを拓きゆくリーダーとしての使命を深く自覚し、SGIの広布の精神のもと誇りをもって進んでいっていただきたい。
 ともあれ、メンバーのご多幸とご長寿、そして布教の満ちが無限に広がりゆくことを念願し、本日の話としたい。

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