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日蓮大聖人・池田大作

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品川区記念幹部会 新たを広布の夜明けを

1983.11.24 「広布と人生を語る」第5巻

前後
1  寺院の建立は、広宣流布はもとより令法久住が一歩広がった証を意味し、会館の建設は広布の前進に通じる。その意味で、品川の広布城ともいうべき新文化会館の完成を心からお祝いし、品川の同志の多大な真心の尽力を謝したい。池田文化会館の池田との名前は、皆さま方の要望もあり、つけられたものである。どうか、この文化会館を中心として、品川家族の団結の前進によって“品川ここにあり”との新鮮な夜明けの光彩を、全東京、全日本に放っていただきたい。
2  「起は是れ法性の起・滅は是れ法性の滅」との文のごとく、太陽の生成も、潮の干満も、森羅万象の生と滅は、根源の法たる南無妙法蓮華経の働きなのである。たとえば、太陽の生成は壮大なドラマであるが、何十億年もの間、宇宙の星間物質が集合し、うごめきあい、活動を続けていくなかで、何からのキッカケで、パッと一日にして太陽が誕生し、暗黒の世界に燦然たる光を放ち、これからも何十億年と太陽系の王として光り輝いていくことになったというのが、宇宙科学の一つの見解である。
3  われわれは凡夫であるがゆえに、その現実の人生はさまざまな苦悩に満ちているかもしれない。また、人間の念慮は、一日に数知れぬ変化をしており、不安定である。しかし、仏法は仏になるための法である。各人の信心の厚薄、宿業にもよるが、一念を、御本尊へ、広宣流布へと決定して、信心を持続していくならば、太陽が瞬時に誕生したごとく、かならず、苦悩の闇を切り開いて、一生成仏の生涯を輝かせていくことができるのである。御書に仰せのごとく「煩悩・業・苦の三道」を「法身・般若・解脱の三徳」と転じて、永遠に崩れざる功徳、福運を会得していけるのである。
 また、広布の活動にあって、現在はなかなか地域広布が進まないように思えても、折伏・弘教、学会活動をともかく持続さえしていけば、時がくればかならず広布は成就することを確信されたい。信心にあっては、いかなることがあっても持続し、実践しぬいていくことが大切なのである。
4  さらに、学会は大聖人の仰せのごとく、折伏に邁進し、仏道修行に励み、かずかずの大難を受けてきた。ゆえに学会は仏意仏勅にかなった信行であったと確信していただきたい。学会とともに進みゆくところに、行き詰まりの人生はないのである。妥協や退転の生命に同化していく、弱き謗法の心を排しつつ、“強盛な信心”の一点をけっして忘れることなく、信心と広布の道を歩みつづけていただきたい。
 最後に、この席を借りて発表したい。それは、若き青春時代を広布に駆けた男女部隊長、隊長・区長経験者、ならびに男女班長の集いを、それぞれ「創将会」(男子部・部隊長)、「創王会」(女子部・部隊長)、「草創紅会」(男子部・隊長)、「草創幸風会」(女子部・区長)、「創価草創誓光会」(男子部・班長)、「創価草創光彩会」(女子部・班長)としていくことに決まったことをお伝えして、本日の話とする。

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