Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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友へ贈る言葉  

「広布と人生を語る」第4巻

前後
1  究港における目的を特った
 若者たちのカは
 ゆるぎなき大地の上を
 若き馬上の王者が
 闊歩するに似ている
  
 妙法の若者よ!
 無限のうたをうたいながら
 ひとつ心で
 ひとつの逆を
 どこまでも歩みゆけ
 そして
 限りなき十方の世界を見つめながら
 流れ去りゆく雑音をばものともせず
 完成の山に登りゆくことを
 祈りたい
  
 いくら風のざわめきがあったとしても
 君がいれば
 僕がいれば
 愛する友は
 愛する民は
 揺りかごの中で
 歌曲をきいている思いがして
 雄渾なる勇気が湧いてくると言われる
 憂いなき
 内部の世界から外部の世を包みゆく
 魅力ある
 光の存在となってくれたまえ
2  人生とは
 みずみずしき
 自己の充実と建設にある
 この混沌たる時代にあって
 あまたの人々が
 自らを崩壊させゆく現象は
 あまりにも多く悲しい
 しかし我等は
 生命の根源からなる
 安童と無限の創造の
 人生を生きている
 故に人間として
 第一人者になりゆくことが
 真実の信仰であることを忘れまい
  
 「仏法は勝負なり」
 そして「魔」と「仏」との
 対決が信心なりと
 鋭く喝破なされた
 故に親等は難あるごとに
 偉大なる高みに達しゆく
 境涯を開きゆくことができる
 また敵意や嘲笑のなかに
 三世と永遠にわたる
 至高の名声を残しゆくことが
 できることを誇りとしたい
3  私達妙法の信心の仲間は
 この地上で
 限りなき迫害を受けたとしても
 永遠にわたる
 栄光と勝利の心を固く特っている
 ゆえに
 いかに私どもの名を非難しようとも
 その人達の心はすでに
 死んでいるのかもしれない
 またその心は奈落の方向へ
 潰走していることを
 鋭く知らなければならない
  
 私達の崇高なる広宣流布の地図は
 乗る年 来る年ごとに
 新しい民衆と栄光の
 光を放ちながら彩られていく
 それは
 いかなる辺境・奥地のなかで戦う
 兄弟をも励まし
 深い傍を負った友をも抱きかかえていく
 ゆえに
 この慈愛に満ちた兄弟の励ましが
 常に新世妃へのすばらしき足跡を
 残していくことを
 ともどもに忘れてはならない
4  君は限りなく
 広宣流布という大逆を
 走りに走った栄光の勇者なれば
 必ずや 夫から
 月桂冠を与えられることは
 間違いないと私は信ずる
 君よ これからも
 再び 獅子の如く
 後世永遠に残りゆく記録を
 作りゆくために
 あの偉大な妙法の旗が
 あの平和と自由の旗が
 爽やかな風になびくのを見ながら
 信心の英雄としての完走を
 和は祈ってやまない
  
 あの手練手管の
 酔いどれた蝿のうるさい声など
 ものともせず
 私達永遠の友は
 また合おうと
 固い握手をし別れながら
 それぞれの
 生活のなかで
 職場のなかで
 地域のなかで
 美しい花々にかこまれて
 清らかな足跡を残し
 金色に輝く
 威厳あるそして福運ある人格の
 自己自身の信心の王国を
 互いに作り 綴りあっていくことを
 誓い合いたいものだ
5  幾百年 幾千年という
 崇高にして栄光の歴史を
 刻みゆかんとする
 私共の 広宣流布という
 豪晴らしき
 このせに果たしゆく
 大偉業の真髄を思う時
 私はおごそかに身ぶるいする
  
 いかなる残虐な讒言や
 滑稽極まる中傷批判の
 狂気に満ちた無数の錯乱の
 黒き雷が
 黒さ風が吹いても
 何も 私は 驚かない
6  ある日は
 黄金の日天子に向かい
 ある時は
 大空を真っ赤に染めゆく
 タ日を眺めながら
 また ある刹那は
 静寂なる夜半に
 かの月天子を
 そして 星座を仰ぎ見ながら
 静かに 唱題する時に
 私は
 まるで 天子のような
 また 大王者のような
 気特ちになって
 金剛にして不壊の大城で
 いつも そして常に
 指揮をとっていることに
 気がつくのである
7  願わくは
 共に また共に
 地涌の使命と
 決意に生きゆく わが友も
 同じき境涯で歩みゆかれんことを
 祈らずにはいられない

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