Nichiren・Ikeda
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第十回伸一会研修総会
「親心本尊抄」に学ぶ
1982.7.30 「広布と人生を語る」第3巻
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15 ともあれ、戸田先生が、つねに厳しく、覚悟の指導をされた御書の一節は「をなじくは・かりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ」であった。私もこの御書のとおり、挺身してきたつもりである。次代は、諸君の双肩にすべてがかかっていることを自覚されたい。
この「法華経のゆへに」とは、諸君にとって最高最大の人生の誉れであり、舞台である。横には宇宙大、縦には万年尽未来際に広がる舞台なのである。妻子ある年齢になっても、この決意だけは失ってはならない。法のため、人のため、平和な世界のために活躍しゆく喜びを、つねにもたなければならない。
ともかく、学会のためにつくすことが、とりもなおさず、宗門を外護することになり、また広宣流布を推進しゆくことにつうずるのである。
諸君こそ、未来のすべてを開きゆく使命深き、広布、学会後継の本流であることを決意されたい。最後に、広宣流布の途上にあって、かりに犠牲となる人があったとしても、皆で残された家族を守りあっていける「伸一会」であることを願って、本日の話を終える。