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日蓮大聖人・池田大作

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秋田文化会館での懇談 妙法の王国・秋田を

1982.1.10 「広布と人生を語る」第3巻

前後
1  十年ぶりに秋田を訪問し、皆さまのご誠意に感謝したい。空港からの途中の街頭でも、すでに多くのなつかしい同志と再会し、語りあえたことは、私にとっても深い思い出となることだろう。
 私としては、昨秋の東北地方は冷害と聞き、心から心配している。
 いかなる時代に入っても、信心でわが生命の宮殿を開いていく人生であっていただきたい。そこよりいっさいが開かれていくからである。
 当地の寺院である妙華寺、大徳寺、法種院、法説院を下護申し上げ、また御法主上人猊下の御慈命をうけられた御住職を尊び大切にして、理想的な僧俗和合を心からお願いしたい。もって、秋田ここにありとの心意気で、妙法の王国・秋田を指標として、勇躍の精進をお願いしたい。
2  信心の基本をさらに固く深く実践していっていただきたい。そのうえに立って、つねに良識をもって、「一切法是仏法」の原理のうえから、隣人と誠実に交わり、かつまた、社会人として社会を大切にしながら、この地、この村で、信仰者としてすばらしき人生の実証を示していっていただきたい。
 人間は感情で左右されることが多いものだ。大切な信心の世界にあっては、ささいな言葉遣いからその人を傷つけ、退転においやるようなことは、けっしてあってはならない。絶対の「大法」を教えること、ならびに信心の指導の姿勢にあっては、峻厳でなければならないが、あくまでも一人ひとりを尊重することを忘れてはならない。
 それぞれのリーダーが一歩成長するところに、会員同志の一歩成長があることを銘記されたい。また、各人の家庭、そして職場で社会的信用を一歩でも拡大することが、とりもなおさず広宣流布の一歩前進の展開となることを自覚されたい。
 ともあれ、ここまで秋田の大基盤を構築された先輩ならびに幹部の皆さまに、心から感謝申し上げたい。あくまでも健康第一に、さらに秋田県の繁栄のためへのご努力をお願いしたい。

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