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岐阜県信心懇談会 万人が幸福への権利を

1981.11.27 「広布と人生を語る」第2巻

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1  この二十日間で香川一軒、大阪三軒、和歌山二軒、奈良四軒、京都一軒、滋賀三軒と、計十四軒の功労者宅を訪問させていただいた。
 そこで思うことは、これらのすべての方々は、地道な信心、地道な活動、地道な生活、そして真剣な唱題をしぬいてこられたことが共通している。とくに、母親の信心の姿勢が、一家の信心の基盤となっていることもうかがえた。
 また、この席をお借りして、全国の功労者の方々に心から感謝申し上げたい。
2  だれ人がいかに謀略をめぐらそうとも、七百年の伝統を誇る日蓮正宗は不滅である。御法主日顕上人猊下の厳とした御威徳のあるかぎり、わが正宗の前途はかぎりなく明るい。
 そしてまた、外護したてまつりゆくわが創価学会も、御聖訓に照らし、広宣流布へのためのいよいよの発展を、私は確信してやまない。
 総本山にあられては、猊下の御もとに、未来を担う新しき若き竜象が、いやがうえにも成長なされていると拝する。
 わが学会においても、ここ数年、本部をはじめ各地域にあって、男女青年部の後継者たちの成長ぶりには目をみはらせるものがある。私は心から、これらの若き人々を愛し、信頼し、安心している。
 これに反して、苦労もなく、仏道修行もせず、組織のうえで役職のみを誇示して、少しばかり教学を身につけたと慢心し、自己の名聞名利にのみとらわれ、人をおとしいれようとする悪知識の卑しい姿は、私だけでなく皆さんもごらんになったとおりである。
 大御本尊を受持したてまつった一人の人が、十人の人と固く仏縁を結び、味方にしていくならば、広宣流布の戦野はいちだんと広がり、盤石なものとなっていくにちがいない。
3  次に御書の一節を拝したい。
 「御義口伝に云く身とは色法・命とは心法なり事理の不惜身命之れ有り、法華の行者田畠でんぱた等を奪わるは理の不惜身命なり命根を断たるを事の不惜身命と云うなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は事理共に値うなり
 「身軽法重・死身弘法とのべて候ば身は軽ければ人は打ちはり悪むとも法は重ければ必ず弘まるべし
 「すべからく汝仏にならんと思はば慢のはたほこたをし忿りの杖をすててひとえに一乗に帰すべし、名聞名利は今生のかざり我慢偏執は後生のほだしなり、嗚呼恥づべし恥づべし恐るべし恐るべし
4  だれ人も幸福への権利をもっている。不幸になる義務はない。その幸福を、宿命のために勝ちとることができないところに問題がある。その問題を解決していく根本の源泉が信心である。
 御本尊は功徳聚とも申し上げ、無量の功徳があられる。その功徳を、みずからの日々の潔い実践修行で涌現させていくのが、幸福になっていく唯一の道である。
 最後に、大石県本部長、久松県長の名コンビのもとで、繁栄の岐阜とすばらしい人生への権利を勝ちとっていただきたい。

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