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第1回SGI総会 世界広布へ力強い第一歩

1980.10.17 「広布と人生を語る」第1巻

前後
1  歴史的な第一回SGI(創価学会インタナショナル)総会に、妙法寺の坂田正法尊師をはじめ、来賓三百人、ならびに一万数千の世界のメンバーが参加してくださったことに、心からお礼を申し上げたい。
 私の人生の師である戸田城聖先生は、ご去の直前、私に和歌をくださった。「大鵬の空をける姿して 千代の命をくらしてぞあれ」というものである。その意味は「妙法のもと、生涯そして永遠に世界に羽ばたき、世界の平和につくせ」との遺言であったと思っている。そのとおりに私は、これからも全世界を駆けて妙法広布につくす決意である。
2  このたび、もったいなくも総本山六十七世御法主日顕上人猊下の格別の御慈悲によって「世界平和広宣流布大願成就」の常住御本尊を御下付たまわった。この意義深き御本尊にともどもに唱題し、もって御法主日顕上人猊下の御慈悲に報いたてまつることを誓いあいたいものである。
 昨日「総本山根本、御法主上人厳護」のSGI決議をした。これは重要な決議である。その信仰の根本をふまえながら、世界広布と世界平和に前進したいものである。
 第六十六世日達上人は、昨年、このアメリカ御親修の予定であれらた。しかし、突然の御遷化で、それが実現できなかったことに対して、私はいまもって残念でならない。あるとき、日達上人は、一度、NSAの文化祭等を見たい、と仰せであったが、それが実現できず、私は悔やまれてならない。
3  いままでのNSAのコンベンション、文化祭等は、まことに立派な路線であった。それは信心を根本にして、このアメリカ社会に大きな認識をあたえたからである。無理や行きすぎは反省すべきであるが、これからもアメリカの広布という信心の飛躍のために、おおいに文化祭、総会を催してほしい。そして、アメリカの人々に大きな希望をあたえていただければと思う。
4  NSAの会議でも内定したようだが、来年一月にはアメリカおよび中米で、二十周年の意義をふくめた文化祭を開催することを聞いている。また、六月にはシカゴを中心に、世界平和文化祭が予定されているともうかがっている。なお、八月にはハワイで、第二回SGI総会も開催される予定である。ご招待をいただければ、私をはじめ日本のメンバーもおおいに参加させていただきたいものである。(ロサンゼルス・シュライン公会堂)

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