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日蓮大聖人・池田大作

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SGI親善代表者会議 人類の平和へ異体同心の前進

1980.10.16 「広布と人生を語る」第1巻

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1  平和は、すべての人類が志向するところである。絶対に戦争があってはならないし、暴力もあってはならない。戦争と暴力を、私どもはもっとも強く否定する。
 戦争と暴力を否定、防止し、いかに真実の恒久平和を実現するかが人類の最大の課題である。戦争と戦争の谷間が平和であると考えることは、大なる誤りといわなければならない。
 その永遠の平和を確立するには、日蓮大聖人の仏法をいっさいの根本とすべきである。私どもはそこに焦点を合わせ、広宣流布の実践に励んできたわけである。
2  仏法は平和主義である。三千年前の釈尊の仏法もそうであった。いわんや日蓮大聖人の仏法は、絶対平和主義であるがゆえに、私どもは信じ、実践しているのである。
 御本尊を信受していけば、御本尊すなわち仏と等しい、最極に尊い生命を分々に湧現することができる。その生命を大切にするというところから、大聖人の仏法が出発しているのである。
3  日蓮正宗創価学会は、日蓮大聖人の仏法を根底として、平和、文化、教育を志向し、推進してきた。その結果、皆さん方の最大の努力によって御本尊を信受する人が、世界の九十数か国におよんでいることをご報告しておきたい。
 この九十数か国におよんだ日蓮正宗創価学会のメンバーは、あくまでも御本尊を根本に、その国、その市民のためにつくしている。その国の文化・風俗や法律を尊重しながら、よき市民として貢献してきている。今後ともその行き方に変わりはない。
4  それぞれの国の活動に主体性があるのはとうぜんである。ただし、日蓮大聖人の一閻浮提の大仏法は世界平和、全人類の救済という大目的がある。私どもは、同じ大聖人の子供として、門下として、また地涌の眷属として、すべて平等であり、民族を超え、国境を超えて、平和を願う一大源泉となる勢力である。その私どもがたがいに交流し、横と横の連帯を強めつつ前進することは、世界平和への真情の発露であり、昇華であるといってよい。
 その意義をふまえたうえで、現実の世界に平和、文化を築き、広宣流布を方向づけていく真実の和合体がSGI(創価学会インタナショナル)であると考える。
 全員が広宣流布のために、ほんとうに納得し、調和することを「異体同心」という。私はSGIという異体同心の組織の指導者である。皆さんも十年、二十年先まで退転せず、この異体同心の和合のなかで楽しく成長し、前進していただきたい。(サンタモニカ・世界文化センター)

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