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日蓮大聖人・池田大作

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「創価学会の日」記念勤行会 立宗七百五十年へ向かって大前進

1981.5.2 「広布と人生を語る」第1巻

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1  西暦2000年は恩師戸田第二代会長の生誕百年、そして学会創立七十周年の年にあたる。また、その二年後の2002年は立宗七百五十年の桂節を刻む。この2000年を越え、そして立宗七百五十年を次の目標として、広布の山をともどもに登攀していこう。
 われわれは、三大秘法の戒壇の大御本尊まします正本堂を御建立申し上げた。また、末法濁悪の世に、未曾有の折伏・弘教を展開してきた。万年の基礎は深く、堅固に築かれているのである。あとは異体同心の団結があるかぎり、永遠に不滅であることを確信したい。
2  大聖人の仏法を信奉し、広宣流布に向かう創価学会は、永久に庶民の味方である。つねに悩める友の真実の味方として進んできたがゆえに、未曾有の学会を築くことができたのである。われらは、この尊い道を、永遠に歩みつづけたい。また、それを心からお願いしたい。
3  つねづね申し上げているように、世界広布といっても、その根本は大御本尊である。大御本尊まします日本国の広宣流布を、一歩も二歩も深めていくとともに、私は未来の世界平和への橋渡しとして、その先鞭の役を担わせていただいているのである。
 強盛な信心で、一日一日の現実生活という足元を忍耐をもって固めながら、新世紀へ向かっていこう。そこに、たしかなる福運の道ができあがっていくということを忘れてはならない。ともかく自分自身、そして家庭という足元がいちばん大切なのである。
4  私どもの世界は、信心の世界であり、広布の世界である。ゆえに、御書に照らして三障四魔が競い起こることはとうぜんといってよい。障魔に対して敢然たる信心を貫いていくことが学会精神である。
 社会的地位がすなわち信心の深さ、強さを意味するものではない。学歴を問わず、あらゆる地位を問わず、土俗的な現実のなかで、信心即広宣流布に活躍していく人が、まことの地涌の菩薩の眷属であると申し上げたい。
5  役職があることは責任が重いということだ。責任感が強いということは信心が深まることでもある。役職をはたそうとする幹部の皆さんには、苦労や困難も多いことだろうが、それだけ強くして深き信心をまっとうできる喜びがあることを知ってほしい。私も、そうしてきた一人であるし、今後もそうしていきたいと思う。
 本年から国際障害者年である。本日は、その代表の方々をご招待することができた。仏法の世界に生きる皆さまは、この方々を信心のうえからも、また、さまざまな角度から守り、支えていただきたい。そして、身障者の方々が、御本尊に照らされた喜びの人生が送れるよう心から念願してやまないものである。

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