Nichiren・Ikeda
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愛媛、神奈川交流幹部会
唱題に勝る力なし
1980.5.20 「広布と人生を語る」第1巻
前後
1 御本尊への唱題に勝る力はない。この題目を唱え、妙法を弘めていく地涌の菩薩の眷属である皆さんは、いっさいの根本法にのっとっているがゆえに、だれ人よりも尊く、幸せであり、人間王者であるといってよい。この題目ひとすじに生きぬく人にかなうものもない。だれよりも充実した人生を送ることができるのである。これこそ最高の人生なのである。
昨日も鎌倉の功労者にお会いした。その方は入信前、多額の借金とご主人の病気で苦しんでいた。昭和三十年に入信して以来、鎌倉中を折伏して歩いた。その間、村八分にもあった。しかし、愚痴をこぼさず、決然として粘り強い信心即生活ひとすじで戦ってこられた。いまでは、貸家を持ち、自宅は個人会場として地域の友に提供するなど、悠々自適の生活を送り、顔は幸せに輝いている。それは、題目の力の偉大さを見事に実証するものであった。
2 虚像の人生の人は弱い。信仰の大地に根をはった庶民の力は強い。
わが日蓮正宗創価学会の強みは、無名の庶民が題目を唱え、連帯し、広宣流布の大業に進んでいるところにある。
ともかく、一声の題目が、全宇宙に響きわたり、先祖代々に妙法の功徳が回向されると信じて、また、自身の根本的な宿命転換の原動力となり、親族、全支部員にもその波動をあたえていくとの確信をもって、朗々と題目を唱えきっていただきたい。
3 いよいよ男女青年部が大きく飛躍する時代に入った。男子部員は、苦労を恐れず、勉強し、社会に根をはり、力ある一人ひとりに成長していっていただきたい。また、女子部の人たちは、幸せの基礎を盤石に築いていただきたい。
指導部の方たちは、長寿であっていただきたい。そして、多くの人々から慕われ、尊敬される人生の総仕上げをされることを心から祈っている。
婦人部は、学会のもっとも大切な基盤的存在である。ゆえに家庭生活を明るく立派に営みながら、自身と一家一族の幸せのために仏道修行に励んでほしい。
壮年部は一家の柱である。一家のために生きぬくことだ。また、大勢の人を守り、組織の連帯の柱としての尊い人生を送ってほしい。
ともかく、火の信心でなく、確信に満ちた正信の一生であっていただきたい。