Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第1回徳島県幹部総会 「人材育成の年」に勇んで前進

1978.12.12 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  立派な感動的な総会であった。今まで徳島県にはおじゃまできなかったが、これからは力を入れて応援してさしあげたい。
 名講演が続いたので、私はゆったりした気持ちで懇談的に簡潔にお話ししたい。
 「千日尼御返事」に「大悪をも歎く事無かれ・一乗を修行せば提婆が跡をもつぎなん、此等は皆無一不成仏の経文のむなしからざるゆへぞかし」との御文がある。
 「一乗」とは三大秘法の大御本尊様のことである。「提婆達多」は地獄の生命、地獄の苦しみ、地獄の人生を表徴している。すなわち、いかなる「大悪」があっても、いかなる境遇であっても、大聖人の仰せどおりの信心修行に励めば、一生成仏は絶対に疑いないとの大慈大悲のお言葉である。
2  さらに大聖人は「其れに付いても法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり」と仰せである。
 信心は断じて退することなく、水の流れるが、ことく強盛でなければならない。また、身に詐親なく、一切を大御本尊様におまかせしきっていきなさい、との日蓮大聖人の御指南である。
 そうしてこそ、後生は当然のこと、まず今生において安穏な長寿の人生をかざり、永遠の生命の福運を開くことができる。そして、所願満足の現証を得、広宣流布の大願も成就していくことができるのである。
 われわれは大聖人からおほめのお言葉をいただき、勝妙の大果報を得る信心でありたい。その決意と確信で、自信をもって、明年もまた、悠々と師子のごとき一年を送っていただきたい。第一回の総会をお祝いし、一言、ごあいさつにかえさせていただく。

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