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日蓮大聖人・池田大作

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高知文化会館開館1周年記念勤行会 何があっても御本尊に唱題

1978.12.10 「広布第二章の指針」第14巻

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1  御本尊は、即日蓮大聖人様であられる。仏様は苦しんでいる衆生、悩める衆生、すべての人々を平等に救ってくださるのである。ただし、御本尊の慈悲をどれだけわが身に受けていけるかは、信心の力の強弱による。
 大きい釣り鐘を小さく打てば小さい反響しかない。大きく打てば大きい響きがある。したがって、強い祈りの勤行、唱題で、功徳と生命力あふれる人生を送っていただきたい。
 悔いない人生のために、信心も悔いない信心であっていただきたい。謗法のだれびとが非難しようとも、御本尊の威力は、信心しぬいた人にしかわからないものだ。ゆえに悪縁に紛動されることなく、月々年々に信心を深めていただきたい。また、正宗の正しい信心を人に教えてさしあげていただきたい。
2  法のために尽くして、一生を終わるときに、正信の方々から真心の唱題を送られるような広布の功労者であっていただきたい。他宗では真の追善供養にはならない。正宗の祈りのみが真実の追善回向となるのである。
 ゆえに、僧俗和合をいちだんと立派にお願いしたい。
3  教学を深め法を弘めよう
 南国土佐の指導にきて七日間。元気な皆さんとお会いできて、ほんとうにうれしい。皆さんの真心こもるご配慮に心から感謝申し上げる。
 ”深学弘法”が大切である。すなわち、教学を深め法を弘めることである。これこそ、私どもの精神でなければならない。その教学も大御本尊様への信心を深めゆくためのものである。また、信心から出発しての弘法でなければならない。
 正宗を愛し、学会を愛し、そして親を愛し、子を愛し、友を愛し、みずからの住む地域を愛し、広々とした信心の境涯を深めながら、一生を送っていただきたい。
 その意味において、信心だけは”無疑曰信”(疑い無きを信と曰う)を貫き通していただきたい。正法を受持しても、過去遠々劫の罪業打開のために、現実の生活のなかには、さまざまな人生模様があるかもしれない。しかし、大御本尊様は絶対であるとの確信に立って、みずからの信心を振り返りながら、一家一門の福徳増大と繁栄をめざしてほしい。
4  これまで四国は真言王国といわれてきたが、人々の幸せのために正法の王国に変えていただきたい。そのために、四国は折伏の精神をいちだんと持していただきたい。
5  われわれの組織は、正しい信心の推進のためのものである。
 ゆえに組織のうえに立って指導していくことは当然である。だが、指導者は相手に窮屈な思いを与えてはけっしてならない。
 指導とは、いかなる場面に直面している人であっても、自信と勇気と希望を与え、広広と信心修行に励んでいけるよう、安堵の心を抱かしめてあげるべきである。
 大御本尊様を中心にして、信行学に励む人は、御書に照らし、経文に照らして、即身成仏は絶対に間違いないのである。
 いよいよ自分自身の晴れやかな人生のために、信心強盛な一日一目を送っていただきたいことをお願い申し上げてあいさつとしたい。

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