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第26回全国県長会議 的確、誠意、納得の指導を

1978.12.3 「広布第二章の指針」第14巻

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1  総務会議、ならびに県長会議は、学会の重要な機関である。ゆえに総務、県長の責任は重い。総務会議、県長会議で協議し、一致して決議したことは、学会の総意として具体的に責任をもって指導、徹底をお願いしたい。
 ともかく、現在は県単位の充実、発展が大事である。県長は、県の執行会議を最大に尊重して、全責任をもって、その県の一切の指導をお願いしたい。価値的に効果的に指導をお願いしたい。
 また、議決された基本方針については、徹底してその深化につとめていただきたい。その基本を踏みはずすところに、混乱が生ずるからだ。基本をあくまでも踏まえて、その上での展開が大切である。
 ともあれ、皆で協議し、決議した基本方針だけは、つつがなく実践に移し、納得のいく指導を願いたい。なかんずく、基本を確認し、基本を繰り返していくことが大切である。この地道な作業の積み重ねが、十年、二十年先の新たなる偉大な大河となっていくのである。こうした基本の励行の上に立って、あとは責任をもって、賢明に対処し、すべてにわたって知恵ある指導を願いたい。
2  一人でも多くの人々と会い、語ることだ。そして、的確に、誠意をもって納得のいく指導をお願いしたい。その一人に対する最善の指導が、やがては、五十人に通ずることを確信してほしいのだ。
 立派な指導者になっていただきたい。また、あとに続く人材を自分以上の人材にしていこうという精神と実践が大事である。その流れが、未来への広布につながるからである。
 恵まれない人々に対しては、最大の慈愛と細心の配慮をもって、その方を包容していただきたい。また、指導者は、理路整然と語り、正々堂々と指揮をとりゆく名将でなくてはならない。
3  御宗門と、これからもいろいろと話しあいをして発表する事項があると思うが、僧俗和合のために徹底をお願いしたい。未来のために、今回の僧俗和合の路線を、皆さんの力でいっそう確固たるものにしていただきたい。
 今や二十一世紀への、広布の流れはできあがったといえる。あとは、どれだけの人々が、その流れのなかで満足のいく信心即人生を送っていくかである。そのためにも、全国の県長みずからの、獅子奮迅の大活躍を願っている。ますますの健康と健闘を祈ってやまない。

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