Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

加古川支部結成17周年記念勤行会 現当二世の信心に大功徳

1978.11.12 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  会長として初めて播磨圏・加古川にお訪ねすることができ、元気な皆さんにお会いできてこんなにうれしいことはない。もっと早く激励にくるべき責任があったにもかかわらず、こられなかったのはあまりにも多忙であったからである。その点をご了承願いたい。
 私にとってもっとも大切な友は、今まで、広宣流布のために苦楽をともにし、折伏をしてきた皆さんである。十年、二十年と、ともに励ましあってきた皆さんの健康や生活を、いつも心配せずにはおれない。しかし、私としてはひたすら題目を送っていく以外にすべはない。その気持ちを理解していただきたい。
2  御法主上人猊下は、現当二世にわたる功徳が御本尊の功徳であると、御説法されている。御本尊には「為現当二世」とおしたためである。現当とは現在と未来という意味である。ゆえに、現在、未来にわたって無量の功徳をいただき、成仏を実現していけるありがたい御本尊なのである。
 この信心の大指針を深く胸に刻み、僧俗和合の基本路線を正しく歩んでいただきたい。
 この基本の上から、さらに勇気をもって、現当二世にわたる勇猛なる信心をいっそう励んでいきたいものである。
3  「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」との有名な御聖訓がある。生活、仕事、商売等、人生のすべては法華経即御本尊への信心を根本にしてこそ、真の勝利を得ていけるのである。また、いかに三障四魔、三類の強敵があったとしても、御本尊に強盛に祈っていくならば、すべてに打ち勝っていけるのである。
 信心は確信である。御本尊に対し奉って、すっきりした確信ある信心を貰くことこそ御本仏の心にかなったいき方であると信ずる。動揺や懐疑を超克しての唱題、勤行をお願いしたい。
4  大聖人は多くの御書のなかで「いよいよ強盛なる信心に励みなさい」と仰せである。この強く盛んなる信心をしていけるために、友の激励が必要であり、広宜流布への目的に行進する実践が必要となる。そこに、組織というものの必要性か存在するのである。
 お互いに自分の生命を大切にし、水の流れるような信心で大聖人の大慈悲をいただきつつ、御本尊の功徳を生活の上で満喫していっていただきたい。

1
1