Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第6回社会部全国大会 仏法と社会結ぶ担い手たれ

1978.10.22 「広布第二章の指針」第14巻

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1  いかなることがあれ、退伝だけは断じてしてはねらない。
 信心のことでたとえ反対されるようなことがあったとしても、仕事のうえではその職場でかたらず頼られる人であってほしい。仏法即社会であるがゆえに、その社会で勝利することが、すなわち広宣流布への根をおろしていることを忘れてはならない。
 皆さん方は、社会の最前線で信心即社会という現実のなかで仏法の昇華をしておられるのである。ゆえに、その社会の柱となって活躍してほしい。これこそ、もっとも重要な広宣流布を推進する尊い作業であるからだ。
 いちばん大事なものはなんといっても御本尊である。御本尊は、われら凡愚な衆生を幸せにしてくださる功徳聚の当体であられるからだ。
 また大事なのは、その御本尊に相対する自分自身である。
 そのうえで現実の社会で主体的に生きぬき、人々と協調しながら、それぞれ貢献していくための信心であり、これこそ信心即社会の法則なのである。
 こうした信心の基本に立ち、具体的には一人ひとりが「あの人がいれば安心である」「あの人が好きである」等といわれるような存在であることが、信心を社会に証明した姿といってよい。
 ともあれ、信心の求道は生涯続けていかなければならない。それが仏道修行であるからである。職場は最第一重要であるが、それのみに流されて行学を忘れては、真実の信心即社会の勝利の人生は得られない。
 この社会部の大会が年々充実しゆくことを心から祈る。

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