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第229回10月度本部幹部会 広宣流布は万年への遠征

1978.10.21 「広布第二章の指針」第14巻

前後
1  広宣流布の前進は、未来万年にわたる法戦であり、遠征であるがゆえに、この尊い法戦に名を連ねた皆さん方の福運も、子々孫々の代まで伝わっていくことは御聖訓に照らして絶対に間違いないことである。この一点を深く確信してさらなる活躍を願いたい。
 この人類未到の運動ともいえる広布の法戦は、仏法を基調とした平和と文化の運動として広く社会に展開し貢献してきた。そこには当然のこととして坂道もあれば、平坦な道もある。烈風のときもあれば、快晴のときもあった。われわれはこれからも、そうした遠征をつづけながら一人の犠牲者もなく、一人も残らず福運を積んで成仏をめざしていかねばならない。
2  われわれは正信を貫いていくためにも、どこまでも僧俗和合でなければならない。そのためにも、御宗門からの学会に対する御指南は全部うけたまわって、和合のために、後世のために従っていきたい。将来、永遠のために明るい未来のために、そのような方針で進んでまいりますのでご了承ください、
 これまで各方面や県の学会歌制作委貰会からの強い要望をうけて、新しい広布の歌の作詞にあたってきた。このほど婦人部ならびに茨城県からの要請に応じて、新婦人部歌として「母の曲」を、新茨城県歌として「凱歌の人生」を、それぞれ作詞した。
 この二つの歌を、婦人部の皆さん方の日夜のご活躍に心からの敬意を表し、また茨城の同志に対するせめてもの真心として贈らせていただく。曲の方も近日中に発表したい。
3  各家庭には、その家庭ならではの状況がある。そのことを深く理解し、全会員をどこまでも豊かな人間性で包容しゆく幹部であってほしい。
 一人ひとりに細心の配慮をめぐらせていこう。けっして疲れさせるようなことがあってはならない。
 希望と勇気を与えゆく激励を惜しまずに願いたい。
 いばってはならない。悲しませたり、おそれさせるような傲慢な姿勢になっては絶対にならない。それこそ信心利用であり、組織利用であることを深く銘記すべきである。
4  私どもは、すべてに、御本尊様の照覧のもとに広布をめざし、さまざまな難を乗り越えで、きた。その足跡は、まさしく名誉ある前進といえよう。
 これからの遠征は長い。途上には、勝利の道をまっしぐらに進むときもある、反省しなければならないときもある。反省しながら次の戦いを展開しようという勇気を出すときもある。ともかく、われわれは大御本尊様の賛嘆をいただけるような一生をめざし、苦楽をともにしながら、ふたたび弘法の坂を上りゆこう。

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